2024年10月10日経営目標は【定性的→定量的】の順に設定する
今日は久しぶりにちょっと寝坊をしたので、
ラジオ体操からスタートです。
10月半ばから、年末調整の歩兵隊として
生命保険料控除証明書が届きだすので、
しっかりと盾から準備をし、
本軍襲来に備えたいと思います。
さて、本題です。
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■過去の記事の中で、
たびたび目標設定についてのことを
書かせていただいています。
ここでいう目標設定とは、売上や利益など
の数値のことを主なものとしていた
のですが、
実のところ、その数値の裏付けとなる
経営者の方の考え方や価値観による
ところが大きいのかな
という感覚です。
今日はそんなことについてお話をして
いきたいと思います。
■結局のところ、
売上や利益などの数値目標を設定した際、
その数値の根拠はどこから来ているのか
ということが重要な気がしています。
どこから来ているのかというのは、
売上や利益が計上される根拠と
いうよりはむしろ、
『その社長の心がどこにあるのか』
ということにより、
その数値が備わってくるという順番で
あるような気がしているところ。
■結局のところ、
単なる数値目標を掲げたとしても、
その数値に何の裏付けもない状況であれば、
社長自身がそこに向かって動く意義を
感じなくなるものですし、
そのような感情の入っていない数字
については、どうしても達成するのが
難しくなるというのが当然なのでは
ないでしょうか。
そうではなくて逆に、自身の経営理念に
裏付けされたものからこういう数字に
なるという根拠が明白になれば、
それほど強いものはないのかな
というように思う次第です。
■「自社のスタッフの年収を
これぐらいにしたい!」という
想いや目標から、
これぐらいの売上や利益を上げる
必要があり、
その売上を上げるためには、
さらなるサービスの品質向上
を目指したりだとか、
よりお客様に満足されるような
商品やサービスの開発をしたり
だとか…
そういった思考に入っていくのかな
という感覚です。
■その結果得られた売上や利益の
数値目標としては、
今回で言えば、従業員の年収をここまでに
持っていくという明確な目標があり、
その裏付けとしての売上や利益の
数値目標が設定されるのかな
という感覚ですね。
■経営においてなし得たいことや、
想いや理念を持つといった定性的な
経営の在り方なくして、
定量的な数値目標を作成することは
どうしても難しいというもので、
そういった裏付けのない数値目標
については、感情の入っていないもの
になるため、
そのことにより、その目標を達成する
ことが難しくなるかもしれません。
■どうしても数値目標のみに目がいきがち
なのですが、それ以前に、
自らが社長としてどう在りたいか、
どういう経営をしていきたいかという
経営に関する想いや価値観が備わって
初めて、そういった数値目標に
辿り着くものであるため、
そういったことを念頭に置き、
今一度経営の在り方について考え、
そこからで出てくる数値目標を再考
してみると、
経営に関する良い意味での発想の転換が
生まれるのかもしれませんね。
■どうしてもこういった根底の部分は
後回しにしがちなものですが、
真に大切なのはこういったベースの部分
であるため、適時適切にそのような
ことを思索し、
経営者として経営をより良い方向に
向かわせるよう、
多方面から経営に関する在り方を
考えたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営に関する数値目標を設定する際、
その定量的な目標の前に、
どう在りたいかという定性的な
目標を考えることは何より重要である
のではないだろうか。
・そういった定性的な目標なくして、
数値目標は作り得ないものであり、
たとえ数値を設定したとしても、
そこには感情が伴わない数値
となってしまうもので、
その時点で達成することが難しくなる
ことが想定される。
・真に大切なのは、定性的な目標が
あっての定量的な目標であるため、
そのようなことを念頭に置いて、
経営者として経営の在り方を見据え、
想いや感情のこもった数値目標を
設定することを心掛けたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。