2025年5月19日商売の基本は「真ん中を探り当てること」
ここ最近は面談が立て続いており、 その合間を縫うような形で、3月決算法人の 決算申告業務に入っている状況です。 3月決算法人はかなりの件数ですので、 まだこの先も気を抜かず、 取り組んでいかねばというところです。 さて、本日の本題です。 ================== ■士業と立ち振る舞いの重要性 私たち税理士を含む士業は、 『先生』と呼ばれることが多いですが、 この称号が時に自分の立ち振る舞いに 影響を与えることがあります。 ■上から目線にならないために 『先生』と言われると、 つい自分が相手より立場が上だと 勘違いしがちです。 そのため、会話の中で上から目線になったり、 時には相手を見下すような態度が 出てしまうこともあります。 ■売り手と買い手の関係 商売においては売り手と買い手の 関係が重要です。 代価と商品やサービスの品質が 釣り合っていることが理想ですが、 どちらかの立場が上という関係は 決して良いものではないと、私は考えます。 また、商品やサービスの品質が少しでも 上回っている方が、お互いにとって 良い関係が築けると感じるところ。 ■士業の視点から学んだこと 以前、ある士業の方と話をして 共感した部分があります。 士業の方々は、クライアントの悩みを 解決するために仕事をしています。 しかし、立場が上に感じることで、 上から目線になりがちです。 もしそのような態度で対応すれば、 クライアントは本音を話せず、 信頼関係を築けなくなります。 ■本音を引き出すためには 逆に、相手が恐縮してしまうと、 本当に相談したかったことが 話せなくなります。 その士業の方が言っていた言葉に、 「我々の仕事は真ん中を探り当てること」 ということがありました。真ん中とは、私なりの表現で言うと、 「真の悩み」というところが 当てはまります。 士業は基本的に法律の根拠に基づいて 仕事を進めますが、 クライアントの状況に合わせた 柔軟な解決策を見つけることが大切です。
■対話の重要性 相手の立場に立ち、対話を重ねることで、 その人にとって最適な解決策が 見えてきます。 その「真ん中」を探し当てるには、 相手と本音で向き合い、 状況に応じた解決策を提供すること が必要です。 ■売り手としての姿勢 我々士業であっても、売り手として 商品やサービスを提供する以上、 相手が求めているものをしっかりと 提供しなければなりません。 自分が上だと勘違いし、 相手のニーズに寄り添わない姿勢では、 信頼関係を築くことができないわけです。 ■謙虚な姿勢で経営を考える 経営者として重要なのは、 謙虚な姿勢を保ちながら経営を進めて いくことです。 売り手と買い手とは、代価と品質が釣り合う 関係か、品質の方が少し上回るバランス感を 意識して、 そのサービス提供のクオリティや 代価の設定を心掛けたいものですね。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・売り手と買い手の関係は、 代価と品質が均衡していることが基本。 理想は、品質が少し上回ることが なお良いものと考えられる。 ・自分が上だと勘違いせず、 相手の立場に立って接するべし。 ・信頼関係を築くために、 相手の本音に寄り添う姿勢が大切である。 --- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。