2025年5月29日「手を拡げすぎる」ことによる経営の弊害
確定申告などの繁忙期を超えてから というもの、 妙に気合いが入り、遠方のお客様に 会いに行く…という大量行動を とっています。 (普段会えないお客様とは会いたくなる ものなんですよね(照)。) ちなみに、昨日は東京でフルリモートで 頑張ってくれているスタッフにも 会うことができ、すごく幸せな時間でした。 <昨日のインスタ投稿> https://www.instagram.com/p/DKMFgMeTD3s/ (景色は絵のように見えますが、 実際の窓から見える風景です笑) 遠方への出張となると、 その分荷物も多くなり、 肩こりが半端ない状態です。 もっとミニマリストになれれば、 こういった肩こりもなく、 その肩こりによるストレスも 消えるんだろうな… と思ってしまうところ。 さて、そんなことから 本日の本題です。 ================== ■お客様とのご面談や、 仕事以外においての経営者の方との お話の中で、 「それは経営的にいろいろと手を 拡げすぎではないかな…」 という話になることがあります。 例えばですが、 店舗での物販を行いつつ、 コンサルもしながら、飲食業もして、 通販での物販も並行している… などということがあります。 ■この例でいけば、店舗での物販と 通販での物販は近い性質で ありますので、まだ良いのですが、 全く異なる業界の飲食業であったり、 同じく業界の異なるコンサルで あったりなどという業務は、 本業とも言える物販とは少し毛色の 違うものであるため、 そこに多くの(余分な)労力と認知を 費やすことになるはずです。 こういった際、 まずはそれぞれの事業で、 実際にどの程度の利益が 上がっているか ということを洗い出すということ が大切。 またその次に、 そこに費やしている時間や労力も 適切に把握することが必要でしょう。 ■場合によっては、 そこまで利益を生んでいない にもかかわらず、 時間と労力を大量に投下している ことが見受けられるかもしれません。 そういった事業は いわゆる不採算とも言える事業となり、 利益は出ているものの、 これを思い切って切り捨てる ことにより、 そこに投じていた時間や労力、 そしてそれに伴うお金の支出も セーブすることができます。■その空いた時間や労力とお金を その他の事業に投下できたとしたら どうでしょう。 往々にして、先ほど冒頭に 書かせていただいたように、 多くの荷物を持ちすぎて、 両手が塞がり、足取りが 重くなっている ということが、少なからず 見受けられるように感じています。 ■そのような際は、上述したように、 極力ミニマリストを目指し、 体を軽くして、どんな状況にでも 咄嗟に対応できるような 身の準備をしておくことが 大切でしょう。 ■経営戦略においても、 これは近しいものがあると 私は思っていて、 よく「選択と集中」などとも 言われますが、 極力少ない事業で、 その事業の利益最大化を目指して 経営を組み立てていくことが、 まずは大切ではないかと思う次第。 ■結局のところ、 様々な事業を行うことにより、 その労力が分散され、 いわゆる一点集中の状況が 難しくなっているのが通常です。 そのようなことから、 一度経営のすべての事業を洗い出し、 利益を見出して、 そこに投下している時間と労力を 適切に計測し、 そこで見えてきた不採算事業を 思い切って切り捨てることは、 経営の英断として大変重要ではないか と私は考えます。 ■こういったことは、 決して少なくない経営者の方の間で 起こっていることで、 当のご本人は気がついていない、 ということが、 かなり見受けられる状況。 ■そのような現状がありますので、 ぜひ今一度、ご自身の事業を 見つめ直して、 上述したような身重な状態に なっていないかどうか ということを今一度確認し、 本来的にあるべき経営の進むべき道 を見出してみてはいかがでしょうか。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・少なからぬ場合、経営者は多くの事業に 手を出しすぎてしまっていることが 見受けられる。 ・様々な方面に手を伸ばせば、 その分労力や時間や資金が分散されて しまうため、 一点集中の状況に比べて、 一つひとつの事業に全ての力を 投下できていないということになる。 ・今一度、すべての事業の利益や 投下時間、労力、投下資金を 見つめ直し、 経営として最も注力すべき部分に 着目して、不採算事業は切り捨て、 注力すべき部分にフォーカスして、 経営をより良い方向に進めたい ものである。 --------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。