2025年6月13日知っておきたい「住民税の【2つの種類】」
今日は月イチの歯医者さんでの メンテナンスの日。 歯は油断するとかなり大変なことに なることも多いですので、 定期的なメンテナンスは必須だなと思います。 忙しい日々になると、 こういった健康面を疎かにしがちな ものですが、 忙しい日々だからこそ、 健康面は危ないことになりがちなので、 経営者として、適切に健康の定期的な イベントはクリアしていきたいところです。 さて、本日の本題です。 ================== ■先日より、6月は税務や社会保険の イベントが目白押しである という旨を書かせていただいています。 その中でも今回は、 ちょっと混乱しがちな住民税のこと について、お話を進めてみたいと 思います。 ■まず、ここでいう住民税とは、 「個人」にかかってくる、 「都道府県民税」と「市町村民税」の 総称を指します。 ちなみに、法人に対しても住民税が かかるのですが、 本筋ではないため、今回は割愛。 そして、この「個人」にかかって くる住民税には、 そのかかり方が「2種類」 あるんですね。 まず一つ目が、「特別徴収」。 そしてもう一つが、 「普通徴収」となります。 ■まず特別徴収については、 従業員の方の給料や役員報酬から 天引きしていく性質の住民税 となります。 これは、その天引きする会社が、 天引きされる本人に代わって 税務署に住民税を納付していく という仕組み。 その一方で、普通徴収については、 個人事業主をはじめとした サラリーマン以外の方のその所得に ついてかかってくるものになります。 ■大きな違いは、 特別徴収は間接的に納付される 性質であるものに対し、 普通徴収は自らが直接納付する 性質であるということ。 そして、特別徴収については、 基本的に毎月納付をしていく ものである一方、 普通徴収については、 年間の住民税を4分割して 納付していくということに。 そういった面で、 特別徴収の住民税は、 ある意味自動的に天引き されるため、 痛税感が少ないということが いえます。 その一方で普通徴収については、 年間の税額を4分の1ずつ払っていく ことになりますので、 税額によってはそこそこの額になる ため、それなりの痛税感が 生まれるかなというところ。 そのような違いがあるのが この住民税です。■そして上述したように、 普通徴収については、 その額により、一度に大きな納税を 強いられることが想定されますので、 基本的に、住民税の額を早めに 試算して、 その積立をしっかりと しておくことが、 資金繰りの観点からは 大変重要であるといえます。 なお、福岡市の普通徴収については、 昨日6月12日にその通知書と 納付書が送付されているようです。 https://www.city.fukuoka.lg.jp/shicho/koho/fsdweb/reiwa7_dayori/0601/0601.html ■住民税についてはそのような違い と性質がありますので、 まずその違いを認識し、 実際の住民税の額や納付の仕方 について今後のプランを検討し、 資金繰りを万全にして、 住民税の納付をしていきたい ものです。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・住民税については、普通徴収と 特別徴収に分かれる。 ・特別徴収については、給与から天引きされ、 事業主が本人に代わって 納付をするという仕組み。 ・その一方普通徴収については、 自らが市区町村に年間の税額の 4分の1を納付していくという仕組み。 ・普通徴収については、 その額がそこそこ大きくなることが 想定されるため、 住民税の額を早めに試算して、 資金繰りの観点から、 適切に積み立てなどをして、 将来の納税に備えたいものである。 --------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。