2018年1月28日副業禁止・20万円以下は申告不要の是非
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
「うちは副業禁止で…」
最近、かなりよく聞かれる【副業】という言葉。
サラリーマンの方が、職場以外で仕事をすることの是非についてはよく問われますよね。
今日はそんな副業について、世の中の疑問への回答をしてみたいと思います。
1.申告しなくてよいケースも
そもそも、副業と言っても数百万円稼いでいる人から数千円程度稼いでいる人まで、いろいろでしょう。
そんな方々がみんな確定申告をしないといけないのでしょうか?
2.20万円までは申告不要
「20万円までならいいんでしょ?」
これもよく聞くお話ではないでしょうか。
これは合ってるようで、ある意味誤りでもあります。
ここでいう20万円というのは、
売上から経費を引いた【所得】つまり利益のこと。
かなり極端な話で言えば、例え売上が300万円あったとしても、経費が280万円あれば20万円ですよね。
この利益部分の20万円のお話です。
これが20万円以下なら申告不要、20万円を越えれば申告しないといけません。
3.住民税は申告が必要
という話ではあるのですが、
住民税はたとえ所得が20万円以下であっても申告しないといけません。
20万円以下が申告不要というのは、所得税の話なのです。
意外と知らないことですが、これが事実。
20万円以下というのは、所得つまり利益のお話。
売上は動かせませんが、経費の部分を合理的に計上していくことにより、所得の金額は変わってきます。
常識なようで、その常識自体が違っているかもしれないという副業のお話でした。
以前から、コツコツ少しずつ貯めていたポイント。
なんと、これが昨年末で有効期限が切れていたことに気づきました(泣)
副業(?)も合理的にやらないと、かなりショックが大きいものですね…(汗)