2018年6月29日QRコードの決済手数料が安くなったようです
「QRコードで友達になりましょう!」
LINE、航空券、お店の予約…様々なところでQRコードというものが活躍してきていますね。
このQRコードの手数料も次第に下がってきているようで、店舗側で導入がしやすくなっているようですね。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.決済の方法
QRコードを利用して、お会計。
では、その決済方法はどのようになるのでしょうか?
主に決済方法(最終的な支払い方法)としては、
・電子マネー
・クレジットカード
といったものです。
いずれにせよ、キャッシュレス。
店側でも消費者側でも手間が省けるわけですね。
2.店側には手数料が
当然のことではあるのですが、何らかのシステムを導入する際は、金額の多寡はあるにせよ、経費がかかってきます。
初期費用に、毎月定額のコスト。
こうなると、お店側も導入に慎重になりますね。
毎月少額と思われるコストであっても、1年、さらには3年とまで期間を延ばして考えると、結構累積の金額は膨らんでいるもの。
経営者たるもの、ある程度の先を見越して経費は考えていくべきですね。
3.会計処理
手数料が差し引かれて、売上金額が入金される。
例えば、1,000円の売上に対し、50円が手数料として差し引かれたとしましょう。
こうなると、差引の入金額(純額)である950円を売上高としてしまいそうなところなのですが、結論としてこれはNG。
正しくは、売上高1,000円をまず計上し、50円の支払手数料(経費)を計上することにより、結果として950円の利益となるという考えになります。
結果としての利益は、950円となり変わりないのですが、
消費税の計算において、【課税売上高】というものの認識の仕方が変わってきます。
具体的に言うと、消費税を払うべきである【課税事業者】であるかどうかの判定は、
前々期の課税売上高(通常の場合売上高と考えてもらって結構です)が、1,000万円を超えているかどうかで判定します。
また5,000万円以下であれば、簡易課税制度という簡単な計算方法をとることにより、
消費税の納税額が下がってくるようなことも考えられるのです。
こういった事情から、正式な会計処理をしないと、
思わぬところで脱税してしまっていたり、
納税額が増えてしまうというケースもあるわけですね。
QRコードの手数料が下がったということで、このようなことを考えました。
飲食店においてクレジットカード決済等は結構多いもの。
きちんとした会計処理をしていきたいものですね。
我が家の近くのガソリンスタンドは、近隣のガソリンスタンドと比べ結構料金が安いようです。
いろいろ調べてみると、現金払いが最も安いようで、
クレジットカードになるとポイントがつくものの、
結果としてガソリンの単価で損をしてしまう
ということになるということがわかりました。
何事も、トータルで考える。
すごく大事なことですね。