2018年7月4日あれ?儲かっているはずなのに・・・という気付きは大切なこと
「なんか違うんだよねー・・・」
税理士の仕事として、月々の領収書などを会計ソフトに入力し、月次(月々)の損益をご報告する、
というものがあります。
今日はそんなお話。
こんにちは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.どういう視点で聞いていますか?
冒頭のように、月の損益を税理士から聞いた際に、あなたはどのように思っているでしょう?
「あー、それ位の儲け(場合によっては損)なんだね~。」
という感覚であれば、それは少し危険かもしれません。
なぜなら、自らの経営についての儲けを意識していない、という状況だからです。
2.ある程度のあたりはつけておくべき
特に大切なのは、【粗利益】でしょう。
粗利益とは、売上から売上原価・・・つまり、売上に直結する仕入や外注・・・を差し引いた利益のこと。
工事であれば、現場ごとの利益、小売業であれば、売上から仕入を引いた利益のことです。
これをある程度意識しておいて、税理士の処理とのズレをざっくりとでも把握しておくべきでしょう。
というのも、税理士においても、例えば仕入であるものを消耗品費で処理していたりということはあるものです。
大切なのは、経営者であるあなた自身の損益の概観を掴んでおくこと。
その概観と損益がズレているとしたら、その原因を税理士と共に追求しましょう。
もしかすると、そこから経営改善などの経営のヒントにつながる情報を発掘することができるかもしれません。