2020年3月18日新型コロナウィルスで、消えていくものと生まれるもの
【本日の業務】
・顧問先の決算業務
・顧問先の融資へのご対応
・訪問先の月次業務
・確定申告業務
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■新型コロナウィルスの関係で、
融資を視野に入れた上での決算対策。
今年度は、
節税というよりもこういった
【融資に目を向けた上での決算対策】
が必要となるケースが
増えそうです。
資金繰りは経営の死活問題ですので、
しっかりと手を打っていきたいところ。
今回の新型コロナウィルスの関係で
資金繰りに窮しているという状況が
本当に多いのですが、
この資金繰りが悪化している
原因の一つが
【人件費】
であると言えます。
人件費については
助成金等の策も講じられているところ
ではあるのですが、
これからの状況を考える際に、
雇用というものについて
しっかりと考えていかなければならない
と言えるでしょう。
■今回の新型コロナウィルスの関係で、
多くの企業がテレワークの導入をしている、
または、検討している
という状況が多く見られます。
今回の新型コロナウィルス以前においても、
出勤が難しいスタッフに
在宅勤務をすることを支援するような
動きは見られていましたが、
今回の新型コロナウィルスの問題で、
このことが思わぬ形で
後押しされる形ともなっています。
このような動きを通じて、
多くの企業が、
【実は在宅でもやれるのではないか】
ということに
気付き始めるのではないでしょうか。
そうなると、
スタッフの交通費や、
ミーティングのための会議室の準備、
職場スペースによるスタッフの
シフトの組み方、
・・・いろいろな点で、経費削減などといった
メリットと言えるものも
多くなると思います。
■もっと言えば、
職場の事務スペースがなくとも、
スタッフの雇用ができるという
展開も考えられますね。
そして、
雇用されている側にとって怖いのが、
今回の在宅ワークにより、
【実際は必要のない仕事】
というものが洗い出されるということも
考えられるわけです。
なんとなく出勤をして、
なんとなくの仕事をしていた人が、
その居場所がなくなってしまう
ということも、
少なからずあるのではないでしょうか。
雇用主側も、
いざ在宅ワークをやってみる中で、
この方が良いと感じたのであれば、
そちらの方向にシフトしていくはず。
そうなると、
上述したなんとなく仕事をしている人
にとっては、
なんとも大変な状況になることが
明白でしょう。
ここ最近の動きを見ていて思うのは、
本当にそういうことなのです。
■つまり、多くの人にとって、
今までやっていた仕事が
なくなるかもしれないという状況が
生まれやすい環境になってくるように
思えてしかたないわけです。
そうなると、
一人一人が自分のスキルを
しっかりと身につけて、
一人で稼いでいける力を
つけていくことが必要であるのでは
ないでしょうか。
組織としても、
大きな組織が必ずしも良いとは
言えるものでなく、
小さい組織で小回りがきく方が、
これからは有効であるということも
考えられます。
これからの組織は、
業務委託という形で
外部のパートナーと契約を結んでいく
ような流れになるような傾向も見え、
そうなると、
なおさら一人ひとりのスキルが
大切になってくるわけで、
今雇用されている側の方々は、
何かしらそういったスキルを身に付けておく
ということが、
今後の状況考えると
すごく大切なように思えてなりません。
■リーマンショックの再来…
いえ、それを超えるとも言われている
今回の経済危機とも言える状況。
決して人ごとではありません。
とは言え、
一方的に垂れ流されて出てくる情報を
鵜呑みにするのではなく、
しっかりと自分の意思を持った上で、
的確な判断をして、
来たるべき将来に備えたいものですね。
経営者側も、スタッフ側も、
いよいよそんなことを考える
ターニングポイントが来ている。
そんな気がしてならない
今日この頃なのです。