2021年12月30日【一人社長の限界点】を突破するには
■「寝る時間がどんどん
なくなってきています…」
とある経営者の方とお話ししていたところ、
このような言葉が聞かれました。
とある分野のコンサルティングをされている
個人事業の方なのですが、
その信頼度と能力が評価され、
どんどん新規のクライアントとの
成約があり、
既存のクライアントとの関係性も
継続しているご様子。
■そんな中、
コンサルティングのようなお仕事は、
一般的に経営者である自分自身が
『プレイヤー』として
動いていかないといけないため、
【限界があっという間に来る】
ということが想定されます。
この方についてもご多分にもれず、
だんだんと限界点が近づいており、
もうそろそろパンク寸前…
というような状況。
そんな中で、
時間を生み出そうとすると
【睡眠の時間を削る】
というほかないとのことで、
健康面での心配も
危惧されているご様子でした。
■上述したように、
コンサルタントや
自らが動いていくことにより
売上が立ってくる業界においては、
やはり
【限界点は見えてくる】
というものではないでしょうか。
そのような状況で売上を
拡大していこうとするには、
【さらなる経営の広い視点を持って
自らの時間を極力使わずに
その事業を拡げることができないか】
ということを思索することも
また重要であると言えます。
コンサルティングであれば、
『対面』でコンサルをするほか、
場合によっては
【月額の会費による
一方的なサービスの提供】
なども考えられるかもしれませんし、
そもそも上述したような
業務がパンク状態になっているのであれば
【経営者である自分自身でなくても
回せる仕事については、
極力外部の人にお願いしていく】
ということを考えていく必要が
あるのかもしれません。
■どうしても経営全般となると、
【事務作業の割合も多くを占める】
というものではないでしょうか。
その事務作業は本当に経営者である
自分自身がしないといけないもの
でしょうか。
意外とその業界の常識や
自分の思い込みで、
【これは自分でないとできるものではない】
という思考に陥ってしまっている
ということは往々にして考えられます。
■私のコンサルティングの
お客様に関しても、
対話を重ねることにより、
「この部分は自分でなくても良いな」
だとか、
「この部分はもっと効率化が進められるな」
だとか…
対話の中でお客様が
そのような『気付き』を得られる
ということも少なくないんですね。
大切なのは、
【経営者は経営者としてしか
できない仕事のみをすること】。
これに尽きるのではないか
と思う次第です。
■そして、
限界点が来る前に、
こういった広い視野を持ち、
経営の未来に思索を巡らせ、
もし未来に不安な点が見えるとすれば、
【その不安をどのように打開していくか】
と考えることも、
経営の効果としては大きいもの
と考えられます。
定期的に現実を見つめるとともに、
上述したような
【未来においての不安な点】
を解消すべく、
今日打つことができる経営の一手を
考えてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『経営者の能力』により
売上が立っている仕事においては、
【その経営者が動くことができる
限界は見えてくる】
というもの。
・これを打開するためには、
【その業界の隣接業務や、
同じ仕事であっても極力労力を使わずして
売上を立てる方法を考えること】
なのが必要なのかもしれない。
・それと同時に、
「経営全般で経営者である自分自身が
しなくても良い業務はないだろうか」
という問いを立て、
省略できる業務は人に振るなどして、
【経営者は経営者にしかできない仕事に
注力すること】
もまた考えるべきではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。