2022年2月26日【経営の効率化】により失われるもの
寝たいのに、アドレナリンが出ているのか、
長時間眠れない。
この繁忙期は特に健康に気をつかっていかないと…
倒れてしまうと本末転倒。
なんとか乗り切っていきます(!)。
さて、本題です。
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■私はよく、
『経営の効率化』についての
記事を書かせていただくのですが、
今日はそのことについてもう少し
お話を進めていくことにいたします。
■『経営の効率化』と言えば、
【このコロナ禍においての経営の変革】
が第一に思い浮かぶもの。
というのも、
【このコロナにより、従来移動をして
対面により仕事をしていた】
という状況から、
【ZOOMなどにより
オンラインで仕事が完結する】
という面が少なからず
見受けられるようになってきました。
■これは対外的な仕事のみならず、
内部的な業務に関しても、
いわゆる『テレワーク』や
『オンライン』での仕事をすることが
可能となり、
従来要していた
交通費や飲食代が必要なくなり、
そして何より
【時間が生まれてきた】
というものではないでしょうか。
それだけではなく、
従来『対面でしか難しい』
と思われていた業種が、
あえてオンラインの仕組み
を取り入れることにより、
【オンラインでの収益】
を得ている状況も
かなり見られるように。
■そして、
これはコロナに限定されない
お話なのですが、
【経営を効率化するために、
仕事をするルールを決めておく】
ということもまた重要ではないか
と思うところ。
場合によっては、
対面で会う機会があるにしても、
【その会う場所は自社に限定する】
ということも
考えられるかもしれませんし、
また場合によっては、
【実際に対面をするのは経営者ではなく
その会社のスタッフである】
ということもまた考えられます。
■そして、
ここからが今日の本題なのですが、
【その反面で失われているものはないか】
ということなんですね。
これも以前の記事の中で再三
述べさせていただいていることなのですが、
【我々微粒子企業にとっては、
『値下げ』は大敵であり、
むしろ『値上げ』をしていくべきである】
というのがまず大前提かと。
過去の記事もご参考ください。
https://note.com/muratax/n/n9222d9755bcf
https://muratax.com/2022/02/24/4940/
■では、
【値上げをするためには
どうしたら良いか】
ということを考えると、それは
【お客様に提供する価値を
高めていかなければならない】
ということに
他ならないのではないでしょうか。
そのように考えた際に、
『経営の効率化』と『価値の提供』は、
場合によっては
【諸刃の剣となり得る】
ということなんですね。
効率化を追求して、
社長自らが現場に出なくなった場合、
もしかすると、お客様からすれば、
それは『マイナス』に感じるのかも
しれませんし、
従来は対面で温度感を持って
接していたのが、それが全て
オンラインに変わるとなると、
そこに対して抵抗を持たれる
お客様もいらっしゃるのかもしれません。
■しかしながら、
それを違った視点で考えると、
【対面でないと難しいお客様に関しては、
今後仕事をしない】
と決めるのも
経営の一手なのかもしれませんし、
【それはケースバイケースである】
とも言えます。
しかしながら言えることは、
【そういった効率化をする反面で
失われるものもある】
ということなんですね。
■そして、その効率化をすることにより、
その結果、自社の掲げている
経営理念や想いに反する面が
多くなればなるほど、
その経営の理想の姿と現実の姿は
大きく乖離していくものとなり、
【それは少なからぬ場合、
お客様ご自身も同じように
感じるものではないか】
と思うところ。
■【経営の効率化と顧客に対する
価値の提供は諸刃の剣となり得る】
ということ。
どうしても、その捉え方は十人十色なので、
全部が全部コントロールすることは
難しいものなのですが、
【自社の掲げる経営理念に
反する行為を取ると、
それは経営にとってマイナス要素
となってしまう】
ということもまた考えらるわけですね。
『経営の効率化』とともに、
こういった
【お客様に対する価値の提供】
という面もトータルで考えて、
経営の最善解を模索したいところです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・コロナ禍において、
【経営の効率化】が思いがけず進んでいる
状況が少なからず見受けられる。
・しかしながら、その『経営の効率化』
の反対に見えるのが
【顧客への価値の提供】
であると言える。
結局のところ、
経営の効率化が進んだとしても、
こういった商売の本質である
【お客様への商品やサービス
を通じた価値の提供】
がおろそかになってしまうと、
それは本末転倒と言えるのでは
ないだろうか。
・『経営の効率化』はこういった
【諸刃の剣である】
という側面もまた視野において、
その経営の最善策を模索したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。