2022年4月23日20年前の【金持ち父さん貧乏父さん】を今振り返ってみる
■以前の記事の中で、
新年度を迎えるにあたって
『目標設定』が必要であったり、
『その後の経営の方針を見直すこと』
が必要であったり…
などということを
述べさせていただきました。
今日もそれに続けていきたいと思います。
■『金持ち父さん貧乏父さん』
という本を聞かれたことが
あるのではないでしょうか。
金持ち父さん貧乏父さん
もう20年ほど前の書籍なのですが、
私もこの書籍の発刊当時に購入し
読んだ記憶があります。
当時は大学生だったように
記憶していますので、
今読むときっとその頃とは
ずいぶん感覚は変わっているでしょう。
その『金持ち父さん貧乏父さん』
シリーズの中で、
【金持ち父さんの
キャッシュフロー・クワドラント】
という書籍があります。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
この中に述べられていることとして、
(私の記憶の中でのお話ですので、
正確な表現とは若干異なるかも
しれませんが…)
【仕事をしていく人の性質として
4分類がされる】
ということが記載されています。
そしてその4分類は大きく
左と右に分かれる形で設定されており、
【左の2項目は従業員そして自営業者】
という区分が、
逆に右側の区分として、
【ビジネスオーナー、そして投資家】
という設定がされています。
■結論として、
【左側の区分に属している状況では、
将来金持ちになるのは難しい】
ということ。
したがって、
【右側の区分に属するように
動いていく方が良い】
というのがその書籍の概要であった
と記憶しています。
■その前身の
『金持ち父さん貧乏父さん』
の中では、
【『家を持っている』ということを
資産として考えるのかどうか】
という論点があります。
結論として言えば、
【その家がお金を生んでいる
状況であれば『資産』であり、
逆にお金を生んでいない状況であれば
『負債』である】
というのがその考えなんですね。
『お金を生んでいる状態』
というのはつまり、
【その家を所有することにより
賃貸収入を得ている状況】
です。
こういった、
【そのものを『所有』しているだけで
お金が生まれていくものこそが資産】
という考え。
■少しお話を戻しましょう。
私の状況で考えると、
上述した4区分のうち
【自営業者の区分】
に属します。
この『自営業者』とは私で言えば
【専門性を持った税理士】
という職業のことですね。
しかしながら、以前の記事でも
書かせていただいたように、
【私の職業は村田佑樹である】
という前提でこれを見た際には、
場合によっては
【ビジネスオーナーであったり、
投資家であったりする】
という側面も見られるわけです。
<2022.4.15「私の職業は○○です」
から経営の視野が変わる>
https://muratax.com/2022/04/15/5106/
現実として私は、この『自営業者』
の区分で仕事をするとともに、
この右側の区分である
【ビジネスオーナーや投資家
としての区分にも比重を移している】
という状況。
■どうしても、
目先の自分の仕事だけを見据えていると
こういった全体が見えてこないものですが、
昨今の『コロナ』や『戦争』、
『円安』などの影響を鑑みると、
こういった相当高いところから
全体を俯瞰し、
【本当にこれで良いのだろうか】
と考え続けることは、
大変重要なのではないでしょうか。
『円安』とは
円が暴落する状況なので、
【円だけを持っていることは
相当なリスクにもなり得る】
わけですし、
【コロナによりビジネススタイルが
対面からオンラインに変わっている】
という状況も真摯に
受け止めなければならないでしょう。
■大切なのは、
今後の状況を見据えるとともに、
こういった
【自分の人生を俯瞰した上で、
十年後数十年後、そして
自分たちの子どもが大きくなる頃には
どのような状況になっているか】
ということをしっかりと考え
適切な手を打っておくべきである
ということなんですね。
■ここでは、
『実際にどのようにすれば良いか』
という方法論はおいておくとして、
「実はこのままでは
危ないのではないでしょうか?」
という警鐘をこの記事を通じて
鳴らさせていただくとともに、
ぜひあなたも、こういった
【俯瞰する目】
を持って、今後の人生と経営を
考えてみてはいかがでしょうか。
…大きな自戒を込めて。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『金持ち父さん貧乏父さん』の中に
【キャッシュフロー・クワドラント】
という考えがある。
・この区分によると、
【従業員・自営業者・
ビジネスオーナー・投資家】
という4区分がされ、
【将来を考えるとビジネスオーナーや
投資家となる道を選ぶべきである】
ということが記載されている。
・現在の『コロナ』や『円安』、
『戦争』などの要因を考えると、
【従来通りの方法により
仕事をして収入を得るのみ】
という状況が、場合によっては
リスクになりかねないのでは
ないだろうか。
・したがって大切なのは、
【自分の人生を高いところから俯瞰し、
数十年後の将来を見据えた上で、
適切な人生の在り方を模索し、
的確な人生や経営の判断をするべき】
ことであると言える。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。