2022年5月6日キャンプから見えた【サービス提供の延長線】
■確定申告も開け、
ようやく我が家で毎月一度目標にしている
キャンプを久しぶりに
実行することができました。
今回は長崎の方まで
キャンプに出かけたのですが、
久しぶりのキャンプということもあり、
テントの張り方などを動画で確認。
当日もその動画を見ながら
テント設営に精を出していたのですが、
なんと、テントのポールが
ぐにゃりと曲がってしまい、
戦闘不能の状態に…
やむを得なくレンタルテント
を借りることにしたのですが、
なんとその料金が1万円でした。
テント持ち込みの宿泊だけだと
『5千円』なのですが、
これはテントを借りざるを得ない…
自業自得ではありますが、
今回の出費は相当痛いものでしたね。
■さて、
泣く泣くそれだけで
終わってしまっては、
何の学びもありません。
『レンタルテント』のことは、
キャンプにおいて
全く念頭になかったのですが、
確かに、テント設営などが
面倒なお客様にとっては、
こういった
【テントをレンタルすることができる
サービス】
は画期的ですよね。
先日のキャンプ場は、かなり広大な
草原が広がっており、
そこに多くの家族連れなどが
テントを張って宿泊するような
ところでした。
そんな中、レンタルテントのスペースも
確保してあり、上述した
【自分でテントを張るのが面倒だったり
難しかったりするような人たち】
をターゲットにしたのが
この『レンタルテント』なんですね。
■おそらくですが、
テント自体の料金は高くても
『15万円ほど』ではないかと。
(もしかすると見当はずれかも
しれませんが…)
その前提に立ったとすると、
【一泊1万円のレンタルテントを
『15回』提供すれば、
テント代自体はペイできる】
という計算ですよね。
そして何より、お客様の
【テントを張るのが面倒だったり難しい】
といったニーズを上手に満たしているのが
この『レンタルテント』なんだな
と深く感心した次第。
■その他にも、
一泊『2万4千円』
(だったと記憶しています。)で、
テントのレンタルに加え、
プライベートスペースを確保した
キャンプができるようなサービスも。
【キャンプはしたいものの、
テント同士が近いのが気が引ける】
だとか、
【完全なプライベート空間を利用しての
キャンプがしたい】
などというニーズも確かにありそうです。
現に、そのスペースを利用している
ご家族は、ワンちゃんを連れて
自由に散歩をしたり、
そのスペースに車を乗り入れて、
ひとときの余暇を楽しんでいるように
見受けられました。
そしてこの価格が上述した
『2万4千円』ですので、
【売上としても
まあまあ大きな金額になる】
というもの。
私のような庶民は『一泊5千円』
というところに飛び付いてしまう
ものですが、
所得層やニーズに応じて、
上述してきたような
【違ったアプローチの仕方もある】
ということなんですよね。
■単に、
『キャンプのスペースを貸す』
ということから派生して、
【テント自体のレンタル、そして、
プライベート空間のレンタル】
などというサービスに加え、
【管理棟内でも、食品の販売や、
キャンプ関係の備品の販売もしている】
という状況。
『キャンプ』というイベントは
それ自体が現実世界とは乖離した
空間ですので、
そういったいわば『夢の空間』には、
【少々高くてもお金を払いたくなるもの】
ということも考えられます。
ぜひあなたのビジネスにおいても、
こういった事例を参考にしながら、
さらに経営を上手に広げるための
思索をしてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営にあたり、既存の商品やサービスから
派生して、他の客層にリーチできる手段は
ないだろうか。
・勝手な思い込みにより、
商品やサービスを提供することができる
範囲を自ら狭めているということは、
往々にしてあり得ること。
・少し視点を変えることにより
既存の商品やサービスの延長線上に
見えてくるものはないだろうか。
今一度そのような視点も持ち、
今のビジネスを見直したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。