2022年5月19日真に大切なのは【円より縁】
■突然ですが、
「あなたには仕事以外で
会いたい人はいますか?」
社会人になると人生の大半が
『仕事の時間』となりますので、
必然的に人間関係も
『仕事関係の人』になりがち。
そのようになってくると、
経営者であればなおのことなのですが、
【ビジネスに直接繋がる人に
コンタクトを取って会う】
ということが増えてくるかもしれません。
■しかしながら、
もし経営者として
経営の一環ではない中で、
そのような方々の顔を思い浮かべると
どうでしょう。
それは往々にして、経営として
考えない場合においては、
その関係はもしかすると
必要ないように感じるかもしれません。
このコロナ禍などの時代においては、
ただでさえ
対面で会うということが難しい
状況になってきています。
(とは言え、ここ最近はずいぶん
緩和されたように感じますが…)
■そんな中で、
もし今万一のことが起こり、
無一文になり生活が困窮した場合に、
今のあなたの周りの人たちは
救いの手を差し伸べてくれるでしょうか。
もし経営やビジネス関係の
人脈だけであれば、
相手もおそらく同じようなことを
考えているはずですので、
そこは『商売上の付き合い』
であるが故に、
もしそのような状況になり、
お金がない状況になってしまうと、
そういった人との繋がりは
全てと言って良いほど
なくなるでしょう。
■しかしながら、
冒頭に書いた、
『経営の繋がりではない人』で、
『本来会いたい人』と縁を紡いでいった
その先はどうでしょう。
これについては、経営とは
全く関係ない人脈ですので、
【純粋に人と人との愛のある、
温もりのある繋がりである】
と言えます。
そのため、そのようないわば友人
が困窮している状況になった際は、
【どうにかして救いの手を差し伸べたい】
というもの。
これこそが経営を超えた
人生においての命題であるように
私は感じています。
■経営者となると、
当然目の前の経営を回していかないと
いけませんので、
すぐに利益に繋がる人間関係に
飛びついてしまいそうになりがちなもの。
しかしながら上述したことを
考えるとどうでしょう。
もし『お金の関係』だけで
人との繋がりを重視しているのでしたら、
それはこの先大変危険であるように
思ってなりません。
■経営者として本来的に考えるべきは、
【円より縁】
ではないかと思う次第。
結局のところ、大変遠回り
ではあるかもしれませんが、
【人との縁が結びつき、
その人間関係が育まれ、
そこから愛が生まれ、
その先に紹介であったり、
商売のリピートであったり…】
そういったことに繋がってくることも
少なからずあるはず。
したがって、『人の縁』を飛び越えて
『お金の円』に走っているようであれば、
【極力早い段階で、
本来の人の縁を大切にすること】
は重要ではないかと私は思う次第です。
■私自身、
ここ最近はスタッフに税務会計面を
任せることができ始めていて、
少しずつ時間が生まれていることから、
経営の繋がりも、それはそれで
もちろん大切なのですが、
「本来会いたい人の縁を
また大切にしたいなぁ」
と心より思っているところ。
円安などが続いている
この状況下においては、
日本の行く先さえも危ぶまれる状況。
そんな中で大切なのは、やはり
【円より縁】
と思ってなりません。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営において遠回りでも
あるかもしれないものの、
ビジネスの基本は結局のところ
【人と人との繋がりである】
と言える。
・『目先の利益』だけの人間関係は、
その真の内部は実に空虚であり、
【万一のことが起こった際、
その関係は消滅する運命にあるもの】
ではないだろうか。
・そのように考えると、
本来的に大切にすべき『えん』は、
【円より縁】
ではないかと思う次第。
経営においてはどうしても
『目先の利益』を重視して
しまいがちであるが、
【長期的な経営の視点、
そして人生の視点】
を考えた際、本当に大切なのは
何なのだろうか。
そのようなことを、経営者として、
そして一人の人間として
考え続けていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。