福岡の税理士「村田佑樹税務会計事務所」。会社設立、独立起業、税金、資産運用など税務の事ならお任せください。

村田佑樹税務会計事務所

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

メールでのお問い合わせ

メニューを閉じる

ブログBLOG

トップページ ブログ > 税務について > ふるさと納税の試算は慎重に!

2022年12月19日ふるさと納税の試算は慎重に!

今日は新規のお客様のもとへ、
初めての東郷駅で下車。
(福岡ネタでスミマセン(^^;)

なかなかステキな街で、
なんだかほっこりでした(^^)

その後は、古巣の黒崎へ。
ここではお客様である
経営の大先輩から、

仕事に対する愛を聞かせていただき、
すごく温かい気持ちになりました。

私も愛があっての仕事であり、
仕事は愛がないとできないと、

そのように感じている次第です。

冒頭から語ってしまいましたが・・


さて、本題です。

 
------------------


■次第に年末が近づいてきて、


 いよいよ税務対策も
 大詰めとなってきました。

 今日は、サラリーマンにおいても
 個人事業主においても共通である、

 「住民税の節税」とも
 広い意味で言える、
 
 『ふるさと納税』について
 見ていきたいと思います。

 
■ふるさと納税は、簡単に言えば、

 【2千円の負担で住民税の
 前払いをしながら、
 地域の特産品をもらえる】

 という制度です。

 住民税の前払いですので、
 厳密には節税とは言えないのですが、

 実質、住民税の前払いをしながら
 地域の特産品がもらえる
 ということですので、

 【その特産品の時価相当額から
 自己負担額の2千円を引いた
 金額相当額が得になる】

 ということなんですね。
 (なんだか文章にすると難しいですが…)


■しかしながら


 このふるさと納税には
 限度額が設けられています。

 簡単に言えば、
 『所得が高ければ高いほど
 そのふるさと納税の額は多く』
 なりますし、

 『所得が低ければ低いほど、
 ふるさと納税の額少なく』
 なり、

 また場合によっては
 
 【ふるさと納税をすることにより
 損をしてしまう】

 ということも。

 こういった点には
 十分な注意が必要であると言えます。
 

■そんな中、そのふるさと納税の


 限度額で注意すべき点について
 見ておきたいと思います。

 そしてこれは、
 『ふるさと納税の試算サイトには
 反映されていない』
 ということも、

 場合によっては考えられますので、
 十分注意すべき内容なんですね。

 どういった内容かと言えば、
 
 【その所得の金額と、
 扶養親族の人数によって、

 場合によっては住民税が非課税
 となるケースがある】

 ということ。

 当然住民税が非課税になる
 ということは、

 ふるさと納税をしたとしても
 住民税の前払いをするもの自体が
 ないということになりますので、

 こういった

 【住民税の非課税
 になっている状況下であれば、
 ふるさと納税はしない方が良い】
 
 ということが解となるわけです。


■そしてこの住民税の


 非課税となる額が
 どのように計算されるかと言えば、

 35万円に、そのふるさと納税を
 するご本人と同一生計である
 配偶者と、扶養親族の数を合計した
 金額を乗じて、

 そこにまた10万円と21万円を加えた
 金額を合計した金額が
 所得の上限額となるんですね。


■仮にですが、同一生計の


 配偶者と扶養親族の合計が
 5人であるとした場合、

 『35万円×5人+10万円+21万円』で
 『206万円』になるんですね。

 『これが住民税の非課税の限度額である』
 と言えるわけです。

 したがって、

 【所得の金額がこの206万円を
 下回っているとしたら、

 その場合は住民税が非課税になり、
 結果としてふるさと納税を
 する必要がない】

 ということになるわけですね。


■往々にして、ふるさと納税の


 試算サイトでは、扶養親族の
 人数を入力する欄があるのですが、

 通常の場合、16歳未満の
 扶養親族に関しては
 
 ふるさと納税の計算の元となる
 住民税の額には影響しないため、

 その16歳未満の扶養親族は
 計算に入れる必要がない
 ということに。


■しかしながら、上述した


 住民税の非課税限度額においての 
 『扶養親族という定義』としては、

 【16歳未満の扶養親族も含む】

 ものとされているんですね。

 したがって、ふるさと納税試算
 サイトを利用する場合も、
 こういった

 【16歳未満の扶養親族を
 入力する情報が設けられている
 サイトを選ぶべきである】

 と言えるでしょう。

 セゾンのふるさと納税試算サイト
 は割とオススメです。

 https://furusato.saisoncard.co.jp/info/simulation_d.php

 しかしながら、

 16歳未満の扶養親族を入力した
 にも関わらず、その住民税の
 非課税が考慮されていないサイト
 もありますので、

 そういったものには
 十分注意が必要です。

  ■何はともあれ、  【ふるさと納税は  12月31日までにその支払いを  完了する必要がある】  というものです。  しっかりと、上述してきた  ふるさと納税試算サイトを利用し、  自らの今年度の所得の  金額を把握するとともに、    そのふるさと納税の額を  適切に知り、  適正額のふるさと納税を  するようにましょう。 ■余談ですが、ふるさと納税で  食品を多く注文した場合、  冷蔵庫や冷凍庫の  容量不足には要注意(!)  同時期に冷蔵や冷凍ものが  届いてくると、その物を入れる  スペースが不足してしまい、    とんでもないということに  なってしまいます(滝汗)。  こういった点にも  十分な注意が必要ですね。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・住民税を前払いしながら、  地域の特産品がもらえる  という『ふるさと納税の制度』  をご存知だろうか。 ・ふるさと納税は  その限度額が決まっており、  住民税の非課税という  考えも存在するため、  十分慎重に計算する  必要があると言える。 ・ふるさと納税試算サイトを  利用する際も、上述した  住民税の非課税について  反映されているサイトを選択すべし。 ・ふるさと納税は  12月31日までに支払いが  完了している必要があるため、  上述したふるさと納税  試算サイトでふるさと納税の  適正額を把握し、確実に    12月31日までにその払い込みを  完了すべきであることを  心得ておくべし。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

ご相談はお気軽に

創業・助成金・節税対策・個人の資産形成はお任せください!
税務の専門家としての知識と経験を最大限に生かし、御社をサポートいたします。

ページトップ