2023年7月20日【資金調達】にあたって意識したいこと
福岡に戻ってまいりました!
ディズニーランドは家族旅行では
あったのですが、
経営者としてすごく多くの学びがありました。
そのことはまた次回以降に譲ることとして…
とにかく足が棒…を超えて大木状態!笑
今日はしっかりと休みつつ、
明日に備えたいと思います。
明日から溜まっている仕事を
爆速でこなしていきます!!!
さて、本題です。
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■経営を進めていくにあたって、
どうしても資金力には限界が来る
というもの。
場合によっては、
商品の販売を拡大するために
仕入を増やしたいこと、
また場合によっては、
より人の力を頼りながら
経営の拡大を目指したいということも
あるかもしれません。
■上述した仕入の拡大や、
人の力を増やしていくことについては、
お金が必要という事実は
否定できないでしょう。
できることならば、売上高を増加させ、
資金繰りを潤沢にして、
その結果得られた『今手元にあるお金』
から、上述してきたような
仕入や人件費への資金投下をするということが
ベストであると考えられそうです。
■もしそのような『今あるお金』がない場合、
経営の拡大が見込めなくなってしまう
わけですが、
その際に検討したいのが、
【外部からの資金調達】
なんですね。
代表的なものは、日本政策金融公庫や
金融機関からの融資でしょう。
また場合によっては、
クラウドファンディングなどを利用し、
自社のことを認知してもらいながら
お金を調達できることも。
■さらには、国や市区町村、
そして民間からの『助成金や補助金』を活用する
という選択肢も考えられます。
どうしても、自己資金だと限界が来てしまう
ものなのですが、
上述したような『外部からの資金調達』
が叶うのであれば、
そこからの経営のスケールが
見込まれるというもの。
ただ、自社の経営成績が良くないようであれば、
融資による資金調達は
どうしても難しくなります。
金融機関としては、融資したは良いものの、
これが回収不能となるようでは
元も子もないわけで、
お金を貸して利息をもらいながら、
最終的に融資の完済をしてもらう
ということこそ、
金融機関の経営の仕組みなわけですよね。
ちなみに、利息1%でお金を貸して、
預金をしているお客様に0.01%の利息を
支払っていることを考えると、
その利益は100倍。
これが銀行の儲けのカラクリ。
全体を俯瞰することはかなり大切ですね。
■話は逸れましたが、
上述したように、融資を受けるに当たっては、
『良い状態の決算書』の存在が不可欠です。
その決算書は大きく分けて、
・貸借対照表
と
・損益計算書
から成り立っています。
■まず損益計算書は
【単年度の儲け】
を表しているもの。
そして、貸借対照表は
【創業から現在までの健康状態】
を表しているものになります。
したがって、融資を受けたいということで、
いくら直近の損益計算書の状況を良くしても、
貸借対照表を一目みれば、
これまでの会社の諸行(?)がわかる
というもの。
健康診断を意識して短期のダイエットを
したとしても、
体脂肪や内臓脂肪の蓄積は
そう簡単にごまかせないわけです。
(医療の知識ほぼゼロの私の表現ですので、
その分野からの厳しい診断はどうか
ご遠慮ください(汗)。)
■そのような状況を考えた際、
もしあなたが融資を行う側だとしたら、
貸借対照表と損益計算書のどちらを
重視するでしょう。
健康診断のことを考えると
わかることなのですが、
やはりこれまでの行いを
重視したいことから、
貸借対照表を重点的に見るのでは
ないでしょうか。
そうなのです。
【金融機関がより重視するのは貸借対照表】
なんですね。
感覚として、
【貸借対照表7割、損益計算書3割】
といったところかなと。
■ただ、新規でご契約をいただくお客様の
貸借対照表を見せていただくと、
どうしても健康状態が良くなく見えるような
貸借対照表になっていることが
少なくないんですね。
良くなく見えるというのは、
実際のところそこまで悪くはないものの、
その見せ方によって悪くなってしまっている
という状況です。
このような状況になっていると、
せっかくの良いものを際立たせることが
できていない状況になっている
ということになりますので、
いわば『宝の持ち腐れ』とも言うべき状況に
なっていることが考えられます。
■大切なのは、上述してきた金融機関にとって
『見栄えの良い決算書の作り方』なんですね。
もちろん貸借対照表もですが、
それとともに損益計算書の作り方も
大切になってくるというところ。
私の行っている法人の決算前の
『決算対策』については、
節税対策とともに、
こういった金融機関の対策をも
重視しながら、
お客様と状況を確認し合いながら
進めているというところです。
■融資一つで、経営の行く先が大きく変わる
ということも考えられます。
適切に融資を念頭に置いて、
最も有用な貸借対照表や損益計算書の
作成について、
今一度考えてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営の拡大にあたっては、自己資金のみならず、
外部からの資金調達が有用になってくる
ということを心得ておくべし。
・その資金調達としては、
まず金融機関等からの融資を、
そしてクラウドファンディング、市区町村や国、
民間団体からの助成金や補助金などが
挙げられる。
・融資については、
その会社の経営状態の如何により、
その融資が実行されるかどうかが
決まってくるため、
状況に応じた柔軟な決算書を作成し、
その経営状況をキレイに見せることが
有用であるというところ。
・単に税務申告のための決算書作成には
なっていないだろうか。
ぜひ融資を念頭に置いて、融資を受ける際に、
有用な決算書の作成を検討したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。