2023年8月25日【業務を細分化して人に任せていく】ことの大切さ
■先日の記事の中で、
【経営者がマンパワーで動いていると、
そのうち限界がくる】
といったことをお話しさせて
いただきました。
まさにそのことは経営者として
【経営を進めていく中でぶち当たる壁】
なのでしょうが、その限界は思いのほか
あっという間にくるもので、
それから経営を伸ばしていこうとすると、
どうしても
【人の力を頼らざるを得ないかな】
という感覚なんですね。
■そのような中、
【どのように人を頼っていくか】
ということを考えたいもの。
そのような際には、ひとまず
【自分自身が手を動かしている
いろいろな事項を紙に書き出して、
それを細分化していくこと】
からスタートすることがオススメです。
私たち税理士の話でいけば、
まず業務は契約からスタートします。
その契約に際しては、
見積書の送付から、顧問契約書案の作成、
その後先方との電子契約、
顧問料の引き落とし口座の設定、
メルマガやTEAM MURATAX(顧問先の会)
のご案内、その後場合によっては
法人の設立届であったり開業届の提出、
そしてその前には、申告書の管理ソフトに
お客様の基本情報を入力していく
という工数も出てきます。
(地味な仕事ではあるのですが、
かなり時間がかかるものです。)
■その他にも国税や地方税の電子申告に
対応するための手続きであったり、
場合によっては人を紹介したりと、
【いろいろな工数が発生】
するんですね。
まずはそのように、自分の手がけている
業務を細分化します。
そしてその細分化したもののうち、
【必ず自分が手をつけないと
回らないものだけを残していく】
ということをする。
そうすると、思いのほか
【自分が着手しなくても良い作業
というものが浮き彫りになってくる】
というものです。
そしてその浮き彫りになった
自分でなくてもこなしていける仕事
に関しては、
【自社のスタッフや外注先にお願い
をしてその業務をさばいていく】
という選択をしていくわけですね。
■まず、この
【全体像を把握するのが
何より大切である】
と言えるえるでしょう。
そして、実際に人に依頼する際は、
従業員であれ、外注先であれ、
【追加のコストが必要になってくる】
というもの。
しかしながら、この追加のコストを
支払わない限りは、
【経営の伸びはないもの】
とも考えられますので、
【多少負担が増えたとしても
人に任せていくことができる作業は
実行していった方が良い】
と言えるでしょう。
■そしてこれも以前の記事で
書かせていただいたのですが、
そういったコストを支払う際は、
基本的に売上の中から負担を
していくべきものなのですが、
場合によっては、
【金融機関からの融資や助成金や補助金、
クラウドファンディングなどによる
資金調達をする】
ことにより、
【その資金調達をした中から
コストを支払っていく】
ということも念頭に
置いておきたいものです。
■いずれにせよ、
経営の突破口としては、
原則としてそのような
【人の手を借りるということが大切】
になってきますので、
自らの事業から生み出される
売上のみならず、
場合によっては
第三者からの資金調達も検討し、
【経営にとって本来的に有効な手段】
により経営を回していくことを
考えるべきではないかと私は思っています。
■どうしても、
他人から借りたお金ですので、
【お金を借りて金利を払う
ということ自体抵抗してしまう】
ものですが、金利といっても数%であり、
場合によってはその資金を
経営に投下することにより、
【自身のビジネスにより
何倍もの運用益を獲得できるもの】
と考えると、
そんなに高くはないとも考えらるわけです。
逆に言えば、
【ある程度、確度の高い運用益が
見込めるようなビジネスを心掛ける】
ということも、経営においては
大切なことではないでしょうか。
■いろいろ述べてはきましたが、
まずは自分自身が経営者として
【手一杯になっている状況を適切に俯瞰】
して、その次の一手として、
【人に任せることができる仕事はないか】
という視点を持ち、実際に手を動かして、
極力早期の段階で人に依頼し、
そして外部からの資金調達をし、
次々に経営を回していくことを
を心掛けたいものです。
【即断即決をしたその後は、即実行する】
ということ。
決して先延ばしにはせず、
【経営者として全力疾走で動いていく】
ということもまた、
経営においては重要な要素である
ような気がしますね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営においては、経営者のマンパワーは
あっという間に限界に達し、
その後の経営の発展を見込んだ際は、
【人の手を有用に活用させていただく
ことも選択肢の一つ】
であると言えるだろう。
・どうしても人の手を借りるためには
それなりの資金力が必要となるが、
売上のみならず第三者からの
適切な資金調達により、
第三者の資金を有効に活用させていただき、
経営に投下することにより、
【経営の果実を的確に収穫していく】
という行動を心掛けてみては
いかがだろうか。
・万人において共通するのは
【時間は有限である】
ということ。
したがって、手放す仕事を決めたからには、
即断即決の次のタームとして、
【即実行する】
ということを心掛け、
【経営者として超速のスピード】
をもって、経営に取り掛かりたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。