2023年10月6日節税と融資は必ず【入口と出口をセットで考える】べし
先日少々興奮気味に紹介させていただいた
犬整体のかおりさんが、
大変嬉しい感想を書いてくださっています。
<2023年10月4日【インスタで猫背が改善した】
驚くべき話>
https://muratax.com/2023/10/04/6990/
<かおりさんのインスタ>
https://www.instagram.com/inutotonou/
(ストーリーズに書いていただいています。)
かおりさんも世界平和を願い、
ピカソの絵を部屋に飾っているとのこと。
そして、その整体もまさに平和に繋げて
下さるようなもので、
(言葉にするのが難しい部分なのですが)
インスタのストーリーズを読んで、
「なるほどなぁ」と妙に納得。
そして、昨日は新メンバーとして加わってくれた
スタッフの歓迎会でした!
弊所のミッションである、
「私たちは、世界中に幸せの『わ』を
拡げ続けます」
ということが、同じ想いを持つスタッフが
仲間入りしてくれたことにより、
さらに実現に近付いてきたように
思います。
冒頭がかなりガッツリな内容になってきたため
詳細はまた明日の記事に譲るとして・・
今日の本題です。
------------------
■先日の記事の中で、10月に入り
そろそろ個人事業主の方については
【決算や節税対策の準備を
していく必要がある】
ということを述べさせていただきました。
<2023年10月1日個人事業主は
【11月中】に節税対策を!>
https://muratax.com/2023/10/01/6980/
そのことに続けていきたいと思います。
今日のことに関しては、個人事業主にも
法人にも共通することですので、
もしよろしければ最後まで
お読みいただけると嬉しいです。
■上述した決算や
節税対策で大切なのは、
【入口だけでなく出口を考えるべき】
ということなんですね。
代表的な例としては
『倒産防止共済(経営セーフティ共済)』が
挙げられます。
倒産防止共済に関しては、
累計800万円まで積立ができるのですが、
【積み立てた金額が経費となり、
その経費となった額に対する税率分の
税金が減少する】
ということなんですね。
要は、入口としてお金を払ったら
払った分だけ経費になるということです。
■しかしながらその一方で、
解約するタイミングの出口に関しては、
【解約した金額の全額が収益として
カウントされる】
ことになるため、
【解約時に大きな税負担を強いられる】
ということにもなりかねません。
そういった点において、
単に今年の利益が出たからといって
倒産防止共済を契約するのではなく、
【将来的に解約した場合にどうなるのか】
ということを見据えて、倒産防止共済の
契約を検討するようにしたいというところ。
■これに対するものとして
小規模企業共済が挙げられるのですが、
小規模企業共済に関しては、
入口の掛金を支払う時点で
【所得控除という自分対する経費】
を計上することができ、当然その
【経費になった分税金は下がる】
というところ。
またその退職のタイミングには、
【退職所得としてその収入金額を計算】
するため、通常の事業所得や
雑所得などに比べて、
【相当税金が優遇されている】
というのが特徴です。
■そういった面においては、
【小規模企業共済は入口においても
出口においても適している】
と言うことができそうです。
とは言え、基本的に
【退職や廃業のタイミングまで
その共済金の受け取りができない】
ことなどがありますので、
【長期的な資金として割り切る】
こともまた必要です。
まさに、退職金目的であったり、
老後資金の蓄えという目的で加入する
ということが適しているものですね。
■そして今日はもう一つ、『融資』
についての話をしていきたいと思います。
融資については当然
【利益が出て納税をしていないことには、
金融機関の評価も厳しくなる】
というもの。
「貸したものの、返ってこないかも
しれない…」
などというスリリングなゲームに金融機関が
付き合ってくれるはずはないわけです。
■その一方でもう一つ知っておいて
おきたいのが、
金融機関の融資は、基本的には
【単発的に高額の融資を期待するのが難しい】
ということ。
■場合によっては、
どう見ても決算書の状況が良くて
銀行の信用を得ることができたということも
あるのかもしれませんが、
通常の場合、
【銀行との信頼関係の
積み上げがあっての融資】
ということになりますので、
その点には注意が必要というところ。
■具体的には、
まずは融資の必要がないとしても、
【もしかすると将来的に多くの融資が
必要かもしれない】
ということを視野において、
融資の必要のない現段階において、
【あえて少額の融資を金融機関との
お付き合いという面でお願いする】
ということ。
これが大切なんですね。
そしてその融資をしてもらい、
【半分ほど返済が終わった
タイミングにおいて、その金融機関
との信頼関係が作られる】
と考えると良いでしょう。
そのように、ひと度金融機関との
関係を作ることができると
【その後の融資がスムーズになる】
というもの。
こういった点は念頭に置いておきたい
ところですね。
■そして大切なのが、金融機関の信頼は
【利益と納税によって決まってくる】
と言っても過言ではないということ。
したがって、
【過度の節税をして利益を減らして
キャッシュを減らしてしまう】
とすれば、
【それは金融機関にとっては
マイナス印象となる】
ということを心得ておくようにしましょう。
■長々とお話してまいりましたが、
税金においても融資においても、
【入口と出口を見据えての
検討が必要である】
ということはしっかりと念頭に置いて、
決算対策や節税対策をしていきたい
ものです。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・決算対策や節税対策は、
ついつい入口の税金の減少だけを見て
しまうものであるが、
真に大切なのは出口も見据えて、
【入口と出口トータルでの良い効果】
を見出すことである。
・どうしても、
短期的な納税を減らしたいがために、
【入口のみしか見据えない手を打って
しまいがち】
であるが、それは本末転倒である
というもの。
・そして、入口と出口に関しては
節税のみならず、
【銀行融資においても検討が必要である】
と言える。
・銀行との信頼関係を積み上げるために、
融資が必要ない状況においても、
あえて少額の融資をお願いし、
金融機関との信頼関係を構築して、
その先に高額の融資受けることができる
未来を創造し、
【あえて積極的に、必要がない状況に
おいても、金融機関の融資を検討する】
ことも有用であるものと心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。