2024年4月4日経営において恐れるべき【認識のズレ】
喉がなかなかの不調で、
ニワトリ声が続いています。
これを機に、
面談以外の時間は極力ジェスチャーに徹し、
体を使っての表現力を磨いていきたいと
思います。
さて、本題です。
------------------
■先日の記事の中で、
商品やサービスの提供内容と、
それを受け取るお客様側との間に
【認識の齟齬が生まれている可能性がある】
ということをお話しさせていただきました。
今日もそのことに続けていきたいと思います。
■この認識の齟齬については、
会計事務所においてよくある話なのですが、
一言で『顧問契約』といっても、
【その事務所の方針により契約内容は
様々である】
というところなんですね。
弊所においては、
【基本的に3ヶ月に一度のご面談をする】
ということを顧問契約の内容として
いるのですが、
これが事務所によっては
毎月の面談であったり、
半年に一度の面談であったり、または、
面談は全くないという前提であったり
ということが実際のところです。
■そしてその契約になっている
ということを
【契約してくださっているお客様側が
理解していない】
ということも、またよく聞くお話なんですね。
そして
【そもそも契約をせずそのまま進んでいる】
ということも少なからずあります。
■そのような際に、上述したような
【認識の齟齬が生まれてくる】
というものなんですね。
また、面談と一言で言っても、
【どういった内容を面談するのか】
といったことや、そもそもの税務顧問契約
ということについて、
【どのようなことをしてくれるのか
ということもまた曖昧になっている】
ことが少なからず見受けられます。
こういった点について
【認識のギャップを埋めること
が何より重要である】
と言えそうです。
■弊所においては、
そのような認識の齟齬を埋めるため、
【所内で週に一度のミーティング】
をしています。
その中でここ最近取り組んでいるのが、
契約の段階においての、
【弊所のやれることと、
やれないことの線引き】、
そして、
『どういった資料を準備していただくのか』
といったことや、
『どのような流れで日々の税務顧問契約が
進んでいくのか』
などということを、スタッフとともに
【一言一言認識の齟齬が出ないように
紡いでいる】
というところです。
■数回のミーティングにより、
かなり充実した内容になり、
【これだと認識の齟齬が
生まれにくくなるだろう】
という感覚をチーム全員が噛み締めている
ような状況なんですね。
弊所においてスタッフも含めた全員で
この認識の擦り合わせをしている状況
については、
たとえ代表である私が一人で
そのような認識を持ち、
動いていたとしても、
スタッフにそれが浸透していないことには、
そのスタッフの行動にも各人それぞれの
動きとなってしまい、
【事務所としての統一性が取れない】
ということが想定されるからなんですね。
■しかしながら、適宜認識の擦り合わせを
しておけば、
擦り合わせをしていないような例外的な
事項が出てきた際、これをすぐさま共有し、
そういった
【認識事項のブラッシュアップをする】
ことができるというもの。
そのようにしていく中で、
【常に最新のルールや認識】
が仕上がっていき、
これをチーム全員で共有することにより、
【ズレのない方針により進むことができる】
というわけなんですね。
■もちろんこれは、
税理士事務所のみならず、
【その他の業種においても同様である】
と言えます。
というより、『根本の部分』であるのでは
ないかと感じています。
どうしても
【売手と買手との間にこういった
認識の齟齬は生まれやすい】
ものですし、その前の段階で
【社内においてもこういった
認識の齟齬が生まれている】
ということは往々にして見受けられる
というもの。
■まず経営の全体像を見渡して、
自社が提供する商品やサービスの内容を
再度社内で確認して、
まずは社内でそのような認識の齟齬が
ないように取り組み、
その先にお客様に対しても
同じような認識の擦り合わせをして、
的確に商品やサービスの内容を考え、
実際に提供していきたいものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営においては、自社のみならず、
売手と買手双方において、
【商品やサービスの提供内容についての
認識の齟齬が生まれてくる】
というもの。
・そもそも、自社内でそういった
【認識のギャップを埋めることが
できていない状況】
であれば、
【当然お客様に対しても同じような
ギャップが生まれる】
というものであろう。
・このギャップをなくすためにも、
まずは社内で
【経営を取り巻く様々なことについての
認識の擦り合わせ】
をし、その先に
お客様に対しても同じように、
【商品やサービスの提供できる内容などの
認識の擦り合わせをすること】
が大切であるというところ。
・どうしても、自転車操業的に日々が
過ぎ去っていくものであるが、こういった
【認識のズレの解消こそが、
経営においては肝要である】
と言えるため、適宜そのような
認識の擦り合わせをすべく、
【チーム全体で共有し合う時間】
を設けてみてはいかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。