2024年4月10日【利益と資金繰りを極力一致させる術】を考える
今日はリアル面談2件!
やはりリアルでお会いすると
その方から直接感じる温度があるので、
すごく心地良いですね。
確定申告時期はZoom面談に終始していたため、
これからはリアル面談に力を入れていきたい
と思います!
さて、本題です。
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■以前の記事でも度々書かせて
いただいていることではあるのですが、
【会計上の利益と資金繰りに関しては
一致していない】
ということが通常です。
これについては売掛金や買掛金、
減価償却費や融資の入出金などに関して、
お金が増えているまたは減っている
状況であっても、
利益は減っているまたは増えている
ということ見受けられるため、
【どうしても一致しない】
というものなんですね。
しかしながら、極力それ以外の要素では
【利益と実際の資金繰りを
一致させるようにしたい】
というところ。
■法人の場合において、
これが一致しないもう一つの原因として、
【社長個人の財布から
経費などの出入りがある】
ということが考えられます。
どうしても社長が代表を務める会社で
あるわけですので、
社長のプライベートの財布から
経費分の支出をしたり、または
【社長個人のクレジットカードから
同じく法人経費の支出をする】
ということが一般的にあることでしょう。
しかしながら、
そもそもの前提で考えると、
法人であるわけですので、当然法人名義の
クレジットカードを使用することにより、
法人の経費のみを決済し、
同じく法人の普通預金口座から
引き落としをする
というのが正しい本来的な流れである
と言えるでしょう。
これを徹底することにより、
【一切社長の個人口座などを介すること
がなくなる】
わけですので、こういった点において、
【損益と資金繰りのズレはなくなる】
ということなんですね。
■そして、場合によっては、
【社長への役員報酬や出張旅費などについて、
それらを会社の損益には反映しているものの、
その資金の支払いはプールさせている】
ということから、
実際の現金の支出は伴っていないことも
良くある状況ではないでしょうか。
これについても、会計上経費は出ていて
利益は少なくなっているにもかかわらず、
実際の法人からの現金の支出がないため、
【ここに食い違いが出る】
というわけなんですね。
こういった点を解消していけば、
【逆に損益と資金繰りが一致する
状況に近づいていく】
ということになります。
■どうしても、
「自分の会社だから…」
ということで、
プライベートの財布やクレジットカード
を介した法人の取引をしてしまいがち
ではあるのですが、
経営の分析を正確にするためにも、
そのあたりは明確にして、
経営分析を的確できるように取り組んでいく
ことを心掛けてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・自らが代表を務める法人となると、
どうしても
【社長自らが個人口座や個人の
クレジットカードなどを介して
法人の取引をしてしまう】
ということが考えられる。
・しかしながら
そのような取引になってしまうと、
【実際の損益と現金の入出金が一致しない】
こととなり、実態が把握しにくいことに
なってしまうもの。
・経営においての分析をする際、
極力上述してきたような
【損益と資金繰りについては一致させること】
が必要であると言えるであろう。
・売掛金や買掛金、減価償却費や
融資の入出金など
【損益と資金繰りが不一致となる
要素は避けられない】
ものであるが、それ以外の要素は
極力避けることを意識し、
経営においての有用な手を打つべく、
【経理を明確にしていくこと】
を心掛けることが重要であると言える。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。