2024年6月24日知っておきたい【商品やサービスの売り手と買い手とのギャップ】
今日からまた一週間の始まりですね。
梅雨入りしてからというもの、
かなり雨の日が多くなってきています。
そしてかなり蒸し暑くもあり、
どうしても汗の量が増えてきますね。
しっかりと水分補給をして、睡眠も
十分に取りながら、
健康第一を意識して、油断なきよう
日々を過ごしていきたいものです。
さて、本題です。
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■過去の記事の中でもたびたび書かせて
いただいていることではあるのですが、
『市場が望んでいると思われている
(思い込んでいる)』
税理士へのニーズと、
『実際のところ真に求められている税理士
へのニーズ』は案外異なるもの
なんですよね。
もちろん、一概に全てがそうとは
言い切れないまでも、
一定数そのような事実があるというのは否定
できないことではないかと思う次第です。
■一般的に税理士に対して
求められているものはと言えば、
当然のことながら、税務や会計に関する
アドバイスであったり、
決算を組んだり、申告書を作成したりする
といったことでしょう。
ただ、そのサービスの提供を受けよう
とする社長については、実のところは、
『経営の相談相手』であったり、『本音で
財布をさらけ出して話すことができる相手』
ということが、
その前の段階のニーズとして考えられて
いるように感じるところです。
■このことについては、
私が税理士として活動を始めて
程なくして気がついたことなのですが、
こういった点を蔑ろにして、本来的に
大切であると考えられている税務や会計
のサービスのみを提供していても、
決して顧客満足には繋がっていないな
という感覚なんですね。
それよりも何よりも、相談しやすい人柄
であったり、相談しても良いという空気感
であったり、
税務以外のことでも気軽に相談できる相手
であることが、税理士として重要ではないか
と感じるところです。
■このように、商品やサービスの提供者が、
『顧客が求めていると考えていること』と、
『顧客が真に望むもの』とは案外違うという
ことは意識しておいた方が良いでしょう。
場合によっては独りよがりな商品や
サービスになっていて、
実際の顧客の真のニーズに到達していない
ということは意外と多いように感じます。
■したがって、
顧客が真に望むものを的確に捉えて、
その望むものにストレートにアプローチ
できるような商品やサービスを考えること、
そして、その前段階として
【顧客を知ること】
が何より重要ではないかと思うところ。
こういった点については、
【売り手視点ではなく買い手視点】
というようにも言い換えることができます。
「こういった商品やサービスは売れる
であろう」
という売り手側の視点ではなく、
買い手側の視点に立ち、
「絶対これを買いたい!」
「買わないと損をする…」
と思えるかどうかが、こういった視点の
分かれ目ではないかと思う次第です。
■真に大切なのは後者の買い手視点に
売り手側が立ち、
自分がこの商品やサービスの買い手
だったら絶対これを買いたいのか、
買わないと損をすると思えるかということを
考えることではないかと思う次第です。
どうしても売り手視点として商品や
サービスの価値提供を考えてしまいがち
なものですが、
本来的に大切なのは、
【顧客が真に望むものを的確に知り、
その真のニーズにアプローチするための
商品やサービスの提供を検討すること】
ではないでしょうか。
■こういった点を念頭において、
今一度、自社の商品やサービスが顧客の
真のニーズに的確にアプローチできているか
ということを考察し、
全体の商品やサービスの質や価値を
見直してみるのも良いかもしれませんね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・売り手側が商品やサービスの価値
と思っているものと、
買い手側が真に望んでいるものは
案外乖離しているもの。
・自社の商品やサービスが、そのような点で
独りよがりなものになっていないだろうか。
・そのようなことから、
顧客が真に望むものを的確に捉えて、
顧客を知り、顧客の真のニーズに明確に
アプローチすることがかなり重要である
と言える。
・大切なのは、売り手側の立場からこれは
売れるであろうと考えることではなく、
買い手側の視点に立ち、「絶対これを
買いたい」、「買わないと損をする」と思える
ような商品やサービスの提供であるため、
適切に買い手側の立場に立って、
真の顧客の望むものにリーチすることが
できるよう、
経営者として思索を深めたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。