2024年7月3日よくある【個人事業か法人か】の考察の仕方
久しぶりに体調をがっつり崩してしまって
います。
発熱、のどの痛み、頭痛と、いろいろ
オンパレードなのですが、
動ける時に動いて、なんとか仕事は続けて
いる状況です。
特に源泉所得税の納期の特例の業務が
まだまだですので、
結構体がキツイものの、
病は気から!精神で乗り切っていきたいと
思います。
さて、本題です。
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■先日、ちょうど6月が終わり、
今年も上半期が終わったということに
なりますね。
歳を重ねるごとに本当にあっという間に
年月が過ぎていくように感じるもの。
そのような中で、この半期の見直しをして、
次の下半期の目標設定をするケースも
あろうかと思います。
その中で、今後の事業展開を
個人事業のまま行うのか、
それとも法人として行っていくのか
ということを検討することもあるでしょう。
■そのような際の定石としては、
まず個人事業で事業をスタートして、
あくまでもざっくりとしたお話では
あるのですが、
利益が一定額に達した時点で個人事業と
マイクロ法人を両立させて進めていく
ということ、
そしてまたある一定額に利益が達した段階で、
個人事業とマイクロ法人だった事業を
一つに合わせて全てを法人化していくという
流れで事業を組み立てることが、
税務的な面では得策かなというところ。
■上述したように、
これはあくまでも『税務的な面で』
得策ということに過ぎず、
場合によっては経営の展開次第で
法人を有効活用した方が良いフェーズや
シチュエーションもあることでしょう。
法人として事業を動かすメリットとしては、
やはり法人の方が個人事業よりも
『信用力が強い』ということなんですよね。
■結局のところ、税務面のみを考え、
その法人の運営を検討するだけではなく、
法人として事業を営むことにより、
その信頼感が増し、
結果として取引が増え、売上高が増える
ということも考えられるかもしれません。
大切なのは、もし従来の事業を法人として
動かした場合、どの程度売上や利益が
上がってくるのか、
ということを適切に把握することである
と言えるでしょう。
■そういった税務的な面と経営的な面を
トータルで考えて、
法人としてやっていくかどうかを決める
というのが鉄則かなという感覚です。
税務の面で言えば、個人事業と法人を
並行させる場合、
どうしてもマイクロ法人という形で
並行させないことには、
個人事業主の税負担と法人として
役員報酬を払い出したことによる
社会保険料の負担をトータルで考えると、
通常の場合、良い結果が得られない
というところ。
■ただ、これはあくまでも税務の観点から
ということですので、
法人としてのメリットを考えた際、
この税務のメリットを上回るメリットを
享受できるようであれば、
そのような方向も考えて良いかな
というところですよね。
■今日は、ちょうど今年の半分を
終えたところで、
今後の事業の方向性を個人事業とするのか
法人とするのかということについての
検討をしてまいりました。
こういった判断は税務に留まらないため、
今後の経営の展開をもトータルで検討して、
最善の進むべき道を模索したいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・個人事業で進むのか、法人として進むのか
などということについては、
一般的に税務的なメリットを
見たところで判断するものである。
・しかしながら、
法人としての信頼感を前面に出し、
そこから成約に繋げていく
ということも考えられるであろう。
・そうなると、法人として動くことにより
売上や利益が増えることになるため、
税務を上回るメリットを享受できる
可能性もあるかなというところ。
・大切なのは、税務のみならず、
そういった経営面を含めてトータルで考え、
自社にとって最良の選択を心掛け、
最終的に手元により多くのお金を
残す方法を模索することであることと
心得ておきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。