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トップページ ブログ > 税務について > 意外と気付いていない【お金が消えていく行動】について

2024年8月10日意外と気付いていない【お金が消えていく行動】について

今日から本格的に盆休みがスタート!という
ところでしょうか。

弊所においてもご多分に漏れず、お盆休みの
スタートで、18日日曜日までの大型連休
となっています。

スタッフについては、休める時は思いっきり
休んでもらい、

経営者については、思いっきり日常業務から
離れ、経営の思索をする時間が取れる
絶好のチャンスでもあります。

常に「今が好機」と捉えて行動を心掛けたい
ところですが、

このお盆休みは特に経営を見直す「大好機」
だと思います。

一つでも、何かしらの経営の着想があるよう、
経営者として「考える」仕事をしていきたい
ものですね。

(と、自分に言い聞かせる…)


さて、本題です。


------------------


■最近わかったことなのですが、

 所得税についての予定納税を電子通知にて
 通知してもらうように設定している場合、

 今後予定納税の通知書や納付書などが 
 届かないようになっているとのことです。
 (そりゃそうだよな、とも思う論点では
 あるのですが…)

 こちらの国税庁リンクのマーカー部分を
 ご覧ください。
 国税庁HPより-
 
■今回のことについて私が強く危機感を
 覚えたのが、少しこのこととは視点は異なる
 のですが、
 
 自らの手でクレジットカードやインターネット
 バンキングで納付している場合なんですね。


■というのも、

 口座振替による納付になると自動的に
 口座振替にて納税がされるわけですが、

 そうではなく、ダイレクト納付や、
 クレジットカード納付の場合においては、

 自分で納付指示をして納付しないことには
 納付が完了しないということになって
 しまうわけですね。

 もちろん、納付漏れという点では、
 現金納付も同じことが言えます。

 こういった点において、
 予定納税の通知を確認できない中での
 このようなことは、

 大きなリスクを伴うのではないか
 と考えている次第です。


■当然、納税でポイントが付くクレジットカード
 を利用して、納税によるポイントを取得する

 ということも一考に値するわけですが、

 その納税によるポイント取得が数%に
 ついたとしても、クレジット納付による
 手数料が0.8%ほどかかりますので、

 実質のポイントのプラスは
 どれほどのものなのかということは
 考えておいた方が良いでしょう。


■従来はそのようなことを
 考える必要があったのですが、

 今後はこれに加え、上述したような
 納税の通知書が来ないということになる
 ようであれば、

 納付漏れが出るということを想定して
 おかなければなりません。

 その納付漏れになっている状況に
 気づかずそのまま放置していると、

 場合によっては延滞税の対象などとなり、

 また場合によっては、不納付加算税なども
 かかってくることになり、

 結果としてクレジットカードで取得した
 ポイントを上回る罰金的なものを
 
 支払わなければならないということも
 考えられるでしょう。
 
  ■またこれとは別視点ではあるものの、  私が同等と見ているものについて  お話をしてみたいと思います。  それは、決算対策において、  税金を減らしたいという理由から、  前倒しで物を買うということ。 ■しかしながら、  当然前倒しでものを買えば  経費になり税金が減る一方、    実際問題、現金が出て行っている  わけですので、    たとえ税金が減ったとしても、  実際の手元の現金は大きく減っている  ということを意識しておかなければ  なりません。 ■逆に、何も使わずに納税をしたとしても、  その納税をした残りが手元に残る  わけですので、  物を買うより手元に残るお金が  増えているということが考えられます。   ■またポイントなどのキャンペーンについても  要注意であると言えます。  有名なのは楽天市場によるお買い物  マラソンなどによるポイントアップ  ではないでしょうか。  (今まさに開催中でした。)  こういったポイントアップを  お祭りごととして買い物を楽しむ  という面では良いのかもしれませんが、  このポイント目当てに、  何とか複数の店舗で買い物をして  ポイントをゲットしようという思考に  陥ってしまい、  結果として必要のないものを無理をして  買ってしまっているということが、  もしかするとあるかもしれません。

  ■こういったポイントにつられて物を  買っているような状況は、  上述した物を買って節税をするという  視点とかなり近いものがあるように  私は感じていて、  結果としてその現金を使った分、損をして  しまっているということが考えられます。 ■厳しい見方をすれば、  物を買ってお金を使ったとしても、  そのポイント率は多くても十数%  ではないでしょうか。  その十数%のポイントをもらいたいがために  残りの90%ほどのキャッシュが  出ていっているようでは、  それは本末転倒ではないか  というところですよね。  (もちろん、本当に必要な物を買っている  ケースであればOKです。) ■今回は予定納税の通知書が  来ないということから、  節税やポイントについて、  すべて異なる事象ではあるものの、  原理原則は同じことに起因している  のではないかという視点として持ち、  記事を書かせていただきました。    根本的に、経営において真に大切にすべきは  経営の血液とも言える現金である  と言えます。 ■決して節税やポイントなどに  気を奪われることなく、  経営者として、健全に手元により多くの   現金を残す方法を考えて、  その経営の一手を考えたいものですね。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・クレジットカード納付によるポイント、  節税で物を買うことによる税の減少、  そしてポイント目当てに買い物をすることは、    (厳しい見方かもしれないが、根本を見れば)  すべてポイントや税金の減少だけに目を  奪われてしまっているもの  と考えた方が良いかもしれない。 ・納税に関しては納付漏れになるリスク、  節税とポイントに関しては、  実際に手元の現金が消えてしまっている  という事実を、  それぞれ直視しなければならないだろう。 ・特にポイントについては、  消費者の購買意欲を刺激するための  広告などが散見されるため、  そのようなものに心を奪われることなく、  原理原則の「手元により多くの現金を残すには  どのようにすれば良いか」  という視点を念頭に置き、  これを経営者として、また純粋な一人の人間  としての意思決定基準として、    そのようなことを前提に、購買などの   意思決定をしたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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