2024年9月8日ビジネス創出の際は【希望的&悲観的観測】のセットで考える
今日はかなり疲れがたまっていたこともあり、
少し長めに寝ていました。
経営者として、健康状態をキープすることは
この上なく大切なこと。
油断なきよう、体調管理を万全にしながら、
明日からの週明けも過ごしていきたい
ものです。
さて、本題です。
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■私が税務相談に乗らせていただく際に、
これから事業をスタートしよう
という方の相談に乗らせていただくことも
少なくありません。
そんな中、税務の状況を考える際に、
そもそも利益が出て税額が発生するのか
ということから考えていくことも
少なくない状況です。
というのも、その方が想い描いている
理想通りにことが進むのかということを
冷静に考えなければならない状況も
見て取れることがあり、
そのような際には、現実的な面をもとに、
ご一緒にその経営自体について考察して
いくこともあります。
■どうしても
数字を作った結果での税金ですので、
そもそも売上はもちろんのこと、利益が
見込めないビジネスとなってしまっては、
税理士と顧問契約をすること自体が、
余計な支出となってしまうため、
そのような点において顧問契約を
ご検討いただく場合も慎重にお話をさせて
いただいているというところなんですね。
■そして、
特に自分の経験のない分野についての
新規事業を検討する際は、
その事業の撤退ラインも決めて
おかなければならないでしょう。
当然、事業継続するにあたり固定費が
かかってくるものですし、
その固定費の支出が最大何ヶ月間もつのか
ということを視野に入れ、
ここまでは耐えられるけど、
ここを超えたら限界が来るということは
想定しておかなければならないでしょう。
■ビジネスにおいて大切なのは、
まず『買い手がいるか』ということを
探ることです。
どうしても希望を胸にビジネスを
組み立てるものですので、
知らず知らずにそれが理想郷のように
なってしまい、現実的には実現不可能な
未来図になってしまっている
ということも、多々見受けられるかな
というところです。
■そういった際に、
やはり第三者の視点というものは
どうしても必要ですし、
私たちは税理士であり、経営に関する
専門家とは言えないものの、
そのような全体を俯瞰する形での
アドバイスはさせていただいている
というところなんですね。
■上述したように、大切なのは
買い手が存在するところにビジネスを
組み立てるというところであり、
場合によっては、買い手が明確になってから
その事業をスタートするという視点も
持っておいた方が良いとも言えます。
買い手が見えている状況であれば、
当然売上も見込めるものですし、
そのような万全な経営に関するリサーチを
して事業をスタートすることもまた、
大変重要な視点であるように私は
考えています。
■どうしても
希望的観測のもとにビジネスをスタート
してしまいがちなものですが、
そういった言わば、『悲観的観測』という面も
視野に入れ、適切にバランスの取れた
視点を持ち、
そのビジネスの組み立てを考えたい
ものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・ビジネスを考える際、
そのビジネスは実際に売上が上がり、
利益が上がる構造になっているかを
考えることは、
極めて重要であると言える。
・理想を言えば、
買い手が見つかっている状況でビジネスを
スタートするのが有効であるが、
そうでなかったとしても、最悪の場合を
想定して、その事業を撤退する
デッドラインを決めてスタートを切る
ということもまた大切であると言える。
・大切なのは、事業の構想を練る際に、
希望的観測のみならず、
悲観的観測をも含めた両面から
その事業を検討して、
適切な視点を持ち、そのビジネスを
スタートすることであるため、
そのようなことを念頭に置いて、
ビジネスをスタートする際は慎重に
進めていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。