2024年10月2日決して甘く見てはいけない【固定費】について
今日から三重・名古屋出張です!
あいにくの雨ではありますが、
久しぶりの雨の香りに包まれながら、
元気に楽しく行ってきたいと思います。
出張先でお会いする皆様、
今日明日よろしくお願いいたします!
さて、本題です。
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■以前の記事の中で、
補助金や助成金ありきの経費の使い方は
やめたほうが良いということを
お話しさせていただきました。
あくまでも、経費の支出が前提で、
その先にたまたま補助金や助成金がある
というくらいの感覚で使用すべき
ものであり、
それ目的で経費の支出をしたとしても、
半分から3分の2程度の補助があるものの、
残りの半分や3分の1に関しては
現金の支出を伴うものであるため、
経費を使う際は、相当慎重に検討した方が
良いと言えるでしょう。
■補助金や助成金に関しては
そのようなところなのですが、
企業を存続させるにあたり、
経営のための固定費も少なからず見られる
のではないでしょうか。
単発の大きな支出は目につきがち
なのですが、
地味な毎月じわりじわりとかかってくる
ような固定費については、
案外見逃しているということも少なからず
あります。
しかしながら、定期的にこの固定費の
見直しをしないことには、
実際のところ、必要のない固定費を
ダラダラと支払い続けているということ
になっているかもしれません。
■固定費の支出については、
その時は経営の先行投資のような
意味合いや、学習のために支出を
するものの、
それを本当に継続して利用しているか
どうかということは、
適宜定点観測する必要がある
と言えるでしょう。
上述したように、額が小さな固定費ほど、
そのダメージも感じにくいものであるため、
じわりじわりとその負担が積み重なり
大きくなっていることに、
往々にして気がついていないということが
見受けられます。
大きな支出にしても、
こういった小さな固定費にしても、
本当に今の経営の状況にその支出が必要
なのかということは常に見渡して、
その経営の方策を考えたいものです。
■しかしながら、人件費に関してはここから
除外して考えた方が良いでしょう。
もちろん、経営成績に応じ、
賞与などを見直すということは必要かも
しれないのですが、
基本的にそうは言っても賞与を含めて、
人件費の削減は極力すべきではないもの
と私は考えます。
■逆に、むしろどのようにして
利益を上げて人件費として頑張って
くれているスタッフに還元するか
ということを考えることこそが、
経営においては重要で、
その社長としての心構えと動きこそが、
経営をさらに良いものにするというもの
ではないでしょうか。
■どうしても固定費の見直しというと、
その額の大きい人件費に目が行きがち
なものなのですが、
現在頑張ってくれているスタッフへの
給与については、極力下げない
ということを念頭に置きたいものです。
とは言え、本来的に不必要な
人件費については、スタッフと対話を重ねて、
場合によってはそれを減らすことも
必要であるものの、極力そこに手をつけずに
その他の固定費を削減することを経営者
として目指し、
経営の前向きな向上を心掛けたい
ものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・大きな支出は目に留まりやすいものの、
小さな額の固定費については、
その支出が経営に寄与しているか
という視点を見失いがちがちなもの。
・上述したような固定費については
目をつぶってしまいがちなものであるが、
こういった小さなものの積み重ねであっても、
のちに大きな支出となってくるため、
固定費については定期的に見直すことが
必要であると言える。
・固定費の中で極力削減したくないものは
人件費であるのではないだろうか。
人件費については、頑張っているスタッフの
やる気を決して削ぐことのないように、
ただその反面、
本当に自社の理念や風土、その他の状況に
マッチしていないスタッフについては、
対話を重ねて、場合によっては他の道を
選んでもらうという選択をすることにより、
双方にとって幸せな状態を目指して、
人件費を見直すこともまた重要である
と言える。
・大切なのは、
その固定費が今の経営に適切に寄与して
いるかどうかを見直すことであり、
その見直しにより、常に固定費は極小にして、
その経営の行く先を見据えていきたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。