2024年12月9日ひと度の印象で相手を知ったという【危険な思い込み】について
土日はほぼノンストップで仕事に没頭して
いたせいか、ほとんど眠れずに目が覚めて、
そのまままた仕事に突入しています。
そんな興奮冷めやらぬ月曜日の朝から、
本日の本題です。
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■私は税理士としての仕事柄いろいろな
経営者の方とお会いする機会があります。
経営者と言えば、自らの事業を立ち上げて
いるような方々ですので、
やはり独特な価値観や考えを持っている
ということが少なくない状況です。
だからこそ、自らの特性や個性や価値観を
活かしたところでの経営をしていくことが
できるというものでしょう。
■そんな中、上述したように経営者として
十人十色の価値観を持っている方々では
あるのですが、
そういった状況だからこそ、その価値観や
お人柄などを判断する際は十分慎重に行動
しないといけません。
どういうことかと言えば、
第一印象と異なり、会う頻度を重ねる
たびに、
本来のお相手の方の価値観が見えてくる
ということが少なくないんですね。
■そのような方とのご縁をいただいた際に、
まずはその方を辿ってSNSやウェブサイト
などから、どういった方なのかを確認して
いくということが一般的でしょう。
しかしながら、そういった情報は
外部に発信する際の情報に他ならない
という面もあり、
そこに表現されている部分と、実際に
対面して感じる部分については、
場合によっては異なっているということが
少なくないような感覚です。
■こういったことにおいては、
第一印象とその後回を重ねて会うことに
よる印象が変わってくるということにも
繋がるものであり、
第一印象で判断することも大切ではあるの
ですが、
その先の上述したような可能性も視野に
入れて動いていかなければならない
でしょう。
■場合によっては、第一印象でその方を判断し、
その際に否定的な感覚を持ったとしたら、
まるでその一回だけ会った印象をすべてだと
勘違いし、その否定的な印象のまま
相手を見てしまいがちなものですが、
決してそうではないということが少なく
ありません。
■そしてその第一印象に加え、
良い面でも悪い面でも、
何かしらの噂によりその方の情報が入って
くるということもあるかもしれません。
そのような際、経営者としての大切な判断
基準として、そういった情報は単なる
噂として、
しっかりと自分の目や耳でそのことを
確かめることが必要でしょう。
■もちろん、そういった噂を情報として
取り入れることも大切なのかも
しれませんが、
そのようなことは所詮噂に過ぎないため、
実際にその方とお会いしてまた会う頻度を
高めて、
実際のところを知る必要があるのでは
ないでしょうか。
■ごく稀にではあるのですが、そのように
一方的な解釈のみで人を判断して否定する
ような言動が見られることもあります。
そういった際に、どうしても視野が狭い思考
になっているなと思わざるを得なく、
その方への信頼が薄らいでしまうということ
にもなりかねません。
経営者として、多くのお客様と接点を持つ
機会が少なくないと思いますので、
そういった人を判断したりする基準に
関しては、ある程度大らかな目を持ち、
その方とのやりとりを重ね、
その方の全体を俯瞰して、
決して誤ることのないように、
その方とのお付き合いを考えた方が
良いでしょう。
■どうしても最初の思い込みにより、
その後、永続的にその方をその時の印象
のまま捉えてしまいがちなものですが、
上述してきたようなことを念頭に置き、
本当のこの方の姿はどのようなものだろう
ということを適切に考え、
本来的な信頼関係を構築すべく、経営者
として行動をしていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者は十人十色であり、
ものを見る尺度も人それぞれである
ように感じるところ。
・大切なのは、自らの目で見て、聞いて、
会う頻度を増やし、
その方との接点を多くして、本来的な
その方の価値観や人間性を見極めること
なのではないだろうか。
・どうしても第一印象や、外部の一方的な
噂話を鵜呑みにしがちなものであるが、
そういった視野の狭い解釈はいったん
排除して、まずは相手を知ろうという
広い心を持ち、
そこから相手を理解することに努めて、
真に大切な信頼関係を構築することを
心掛けたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。