2024年12月12日【年間予算】を策定することの重要さ
早いもので今週もあと2日。
今日はワンツーワンツー!の日で、
なんだか縁起が良いですね(^^)
ここ最近、いろいろな変化が起こっていて
感情もいつもより多く動きがちですが、
常に楽しく明るく、そして何事にも
ありがとうの気持ちを持って、
日々を過ごしていきたいと思います!(^^)
さて、本題です。
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■法人の決算に際して、納税の最終的な
お打ち合わせのほか、
次期の役員報酬の額を検討することが
少なからずあります。
そしてその役員報酬を検討する際は、
翌期の損益の予算を立てて、
それを基に、現実味のある役員報酬や
役員賞与(事前確定届出給与)を設定
していくという流れになるんですね。
■これは以前の記事でも書かせていただいた
のですが、
この役員報酬を試算する際の損益については、
希望的観測と悲観的観測の真ん中のラインで
予算を立てることが重要で、
上向きであっても下向きであっても
良いことはなく、
その中間位の程度で、試算を立てることが
重要であると言えます。
<2024年9月8日ビジネス創出の際は
【希望的&悲観的観測】のセットで考える>
https://muratax.com/2024/09/08/8120/
■そして、思いのほか経費がかさみ、
想定していた役員報酬を取ることが
できないということにもなるかも
しれません。
そういった際は、結果としての利益が低い
状況であるため、その利益を改善するため
には、売上を上げるか経費を下げるか、
またはその両方を実現させるかという
3択になるかと思います。
「売上を上げるにはどのようにすれば
良いか。」
一般的に言われることとして、
単価を上げるか、売る数量を増やすか、
それともリピート率を上げるかと
いうことが考えられます。
■また経費については、
予算策定の段階においては、
多めに見積りを立てていたものの、
その状況では想定していた役員報酬を
取れないということがわかった際に、
その予算を立てた経費の一定の科目を
減額して予算立てを再考し、
使うことのできる経費を制限していく
ということもまた大切であると
言えるでしょう。
■重要なのは、
役員報酬の試算という過程を経て、
実際に経費に費やせる額を知ることであり、
これを知ることにより、
現実味の帯びた資金の使い方ができること
になることが想定されます。
■こういった試算をせずして、
その場の感覚のみで経費を使ってしまう
ことは極めて危険であり、
その経費を使ったその先に売上の増加を
見込んでいたとしても、
そう簡単にはいかないという位で
考えておいた方が良いでしょう。
■そういった面においては悲観的観測では
あるのですが、
経費を使ってすぐさま売上が上がるという
ことは、
一定の場合において危険な考えであるという
ことは把握しておいた方が良さそうです。
■何はともあれ、この役員報酬の試算を通じた
1年間の予算組みをする中で、
想定している経費が過大であったり、
売上が過小であったり、
またその逆になっていることに
気がつくことができることも
考えられますので、
ぜひ法人であっても個人事業主であっても、
1年が終わりスタートを切るタイミングで、
こういった翌年の予算組みをして、
数字で経営を把握するようにし、
事業を上手に前に進めることができるように
経営を考えたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・次年度の予算を立てる際は、
希望的観測と悲観的観測の中間位の感覚で
予算組みをすることが大切であると言える。
・役員報酬や役員賞与の策定の際は、
こういった点においてちょうど良いところ
での予算を設定することにより、
現実味の帯びた数字になることが
考えられる。
・結果として想定していた役員報酬が
取れないということになれば、
経費を減らすか、売上を増やすか、また
そのどちらも実現するかということを
検討すべきであろう。
・大切なのは、次年度における現実的な
予算を策定することであり、
そこに経営の実現すべき目標を乗せ、
数字と目標をリンクさせて、
経営を前に上向きに進めていくこと
を考えることではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。