2024年12月15日微粒子企業における【ペルソナ設定の強靭さ】
今日は娘たちの通うスクールの、
環境美化&保護者会があります。
また、三女の誕生日でもあるため、
お昼からは三女の生誕祭づくしに
なりそうです。
毎日のことではありますが、
今日もそんな貴重な日ですので、
その大切さを噛み締めながら、
行動していきたい気持ちです。
さて、本題です。
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■私たちは大変ありがたいことに、
福岡県外にも多くのお客様が
いらっしゃいます。
そんな中、東京に出張に行くことも
少なからずあるのですが、
圧倒されるのは何より、
『東京の人の多さ』なんですよね。
福岡とは違い、東京は、
一つの駅にしても多くの出口があり、
また多くの電車の本数があり、
その電車に本当に数多くの人が
急ぎ足で乗り込んで行ったりするのを
見ていると、
世界は本当に広いんだな…ということを
痛感します。
■福岡もそれなりに栄えていると思っては
いるのですが、
東京へ行くとさらに多くの人がいるん
だなと感じるところです。
そのように人が多い状況ですので、
当然会社の数も多いわけで、
その数多くの会社が生み出している
商品やサービスも実のところ相当多い
んだろうなと思うところ。
■またそれと同時に、
商品やサービスを買い求める人も多い
という状況で、
それはまた悩みを抱えている人も
それぞれで、
その方たちが十人十色の悩みを抱えて
いるんだろうなと考える次第です。
我々経営者は企業の存続のために利益を
追求していくものですが、
その利益の源泉となるのは、お客様から
頂戴する『商品やサービスの代価』
となります。
■そうなると、当然売上を増やしていく
ことを第一に考えなければならない
というところで、
そのためにはどのようにすれば良いかと
考えるものでしょう。
少なからぬ場合、より多くの商品や
サービスを提供することを考える
ものですが、
上述したように、世の中には多くの人が
いて、それぞれが十人十色の悩みを
抱えているということ、
それと同時に、そのように多くの人が
いる状況ですので、
その多くの人の『悩みが共通している
部分』も、少なくないように感じます。
■そのように考えると、
その独自の悩みにフォーカスした商品や
サービスを設計するのは一つの有効な
方法であると言えるでしょう。
俗に言う『ペルソナを設定する』
ということですね。
■ペルソナに関しては、
例えば35歳の男性で、妻と小学生の子を
持つ3人暮らし、一戸建ての家を
持っていて、
年収は1千万で、生活にはそれなりに
満足しているが、
将来の資産形成に不安を持っている
…などと、かなり具体的な状況を想定して、
自社のターゲットとする目的像を
明確にすることになります。
■そのようなペルソナ設定をすると、
当然のことながらそのターゲットは
ごく限定されたものになるのですが、
だからこそその商品やサービスがその
ペルソナに刺さる形で作られる
ことになり、
だからこそ自社ならではの強みが出る
というものでしょう。
■私は、顧問のお客様の対応をさせて
いただきながら、スタッフの質問に
答えながら、
また税務についての勉強をしながら、
さらには経営についての思索の時間も
設けながら、などなど…
ということをやっているような
感覚です。
ただし、それを同時にこなすことは
どうしてもできないところで、
そのように考えると聖徳太子のように
多数の人の話を同時に聞けるというのは
相当難易度の高いことなんだろうな
と思うところです。
(私の場合たった2人の話ですら同時に
聞くことが困難です。)
■そのように考えると、
上述したペルソナ設定のように、
大切なのは売上のルートを増やすこと
ではなく、
【逆に少数に絞っていく】
ということではないでしょうか。
(そのような取り組みにより、弊所の
業務もかなりスリム化することは
明白なことです。)
これは以前の記事でも書かせていただいた
のですが、経営において大切なのは増やす
ことではなくて、
絞ること、止めることなんですよね。
<2024年12月3日足すのではなく
【引く経営】を考えてみる>
https://muratax.com/2024/12/03/8426/
■そういった限定されたものに
集中するからこそ、そこからさらなる
集中が始まり、
より良い商品やサービスが洗練された形
で提供できるというものでしょう。
どうしても、売上を拡げるということ
だけにフォーカスしすぎると、
いろいろな方向に手を伸ばしてしまい
がちなものですが、
そのような点を念頭に置くと、
一つに限定していくことこそが、
我々微粒子企業の強みになるのでは
ないかと感じます。
そのような点を念頭に置いて、
今一度自社の進むべき道を考えてみては
いかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・東京に行った際、
大変多くの人の数に圧倒され、
それぞれがそれぞれの悩みを持っている
んだろうなということを感じるところ。
・当然そこにフォーカスした商品やサービス
を提供する会社はごまんとあるもので、
そこから抜きん出た成果をあげようとする
にはどうすれば良いかと考えるところ。
・そのような多くの人がいる状況下
においては、共通する悩みも実は多く
あるというもので、
そのごく限定された悩みにフォーカス
した商品やサービスを設計することが
大変重要なのではないだろうか。
・大切なのは、経営においての要素を
増やすことではなく、
逆に『引いたり止めたりすること』
であるのかもしれない。
・一つに限定するからこそ、
そこから一点集中することができ、
それがオンリーワンの強みになると
いうところであるため、
自社の進むべき方向を今一度見定めて、
自社独自のあるべき商品やサービスは
どのようなものなのかということを
今一度検討したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。