2024年12月30日定額減税は「専用ソフトで対応を!」
いよいよ今年も残すところあと2日 となりましたね。 年の瀬の慌ただしい時期ではありますが、 この時期だからこそ経営や人生の振り返り をして、 この2日でできることに取り組んで いきたいものです。 締切効果でこういったことは意外と 進むものです。 <2019.10.11【時間の価値を最大限に 高める方法】> https://muratax.com/2019/10/11/1727/ さて、本題です。 ------------------ ■本当の年末になるにつれて、 年末調整の業務も次第に佳境に 入ってきているかなという感覚です。 年末調整は従来であればスムーズに 終わっていくのですが、 今年度に関しては定額減税が絡んでおり、 その都度各人ごとの境遇などを勘案して、 一つひとつ調べながら進んでいる ということが少なくない状況です。 ■こういった年末調整の段階になって 思うのが、 こういった自分で申告して減税させる 仕組みではなく、 単純に給付金として配ってくれた方が どんなにラクだったのかなということ。 ただ、そうも言ってられないので(汗)、 令和6年分に関しては定額減税を進めて いくほかないのですが、 ただでさえ複雑怪奇な今回の制度ですので、 これを理解して実際に年末調整をして いくということは、 どうしてもその道のプロの方以外には 難しいものでしょう。 (我々専門家にとっても本当に厄介な 存在です笑。) ■定額減税が絡んでいない場合については 何とか対応できていたかもしれませんが、 今回の定額減税は令和6年限定の制度 である上、その内容もかなり個人によって 異なるものですので、 経理事務は大きな混乱状態に入っている ということは想像に難くないという 感覚なんですね。 ■そして、こういった複雑な計算が絡むもの については、 どうしても従来の手計算での対応が難しく なってしまうというものでしょう。 また、年末調整は自らの税額計算ではなく、 従業員の方に関するものですので、 決して誤ることのないように進めていく 必要があるというところです。 ■そのように考えた際、 少し以前の記事でも書かせていただいた ことがあるのですが、 給与に関しては給与計算ソフトを使い、 人為的なミスを減らしていくということは 経営としてもかなり大切なことだと、 私は考える次第。 場合によっては社会保険労務士の方に 入ってもらうということも必要かも しれませんが、 そういったミスをしないための工夫は どうしても必要かなというところ ですよね。 ■さらに定額減税が絡むと、 上述したように相当複雑怪奇な実務を していかなければなりませんので、 年末調整に関しても、そのような年末調整に 特化したソフトを使っていかないことには、 結果として従業員の方の税金計算を 誤ってしまうことになり、 大きな信頼の欠損に繋がるということも 考えられます。
■こういったことは万事に言えるもので、 上述した給与計算もそうですが、 【経営においてのミスをしない仕組み作り】 を考えることは、まず第一に大切なこと であるはず。 年末も近づいていますので、そういった 経営全体の棚卸しをして、 現在経営においてのミスや弊害が出ている のはどのようなことだろうかということを 思索して、 徹底的にそのミスや不具合を潰すべく、 経営全体を見渡すことを心掛けると良い かもしれませんね。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・令和6年の年末調整に関しては、 定額減税が絡んでいることから、 その計算が複雑怪奇になっている状況 である。 ・そのような複雑な計算は従来の手計算では どうしても難しいものであるため、 専門的なソフトを使っていくほかないので はないだろうか。 ・経営において大切なのは、経営においての ミスが出やすい箇所を特定し、 そういったミスや不具合が今後出ないように する仕組みづくりであると言える。 ・そのようなことを念頭に置き、 この年末のタイミングで今一度、 経営全体を俯瞰して、 そういった経営のバグを潰すための試みを 考えたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。