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トップページ ブログ > 税務について > 【外注費の計上】はここに気を付ける!

2025年4月12日【外注費の計上】はここに気を付ける!

今日は経営全体を見渡しつつ、
滞留している業務を整理していきました。

実は、月曜日からは1年前から計画していた
家族旅行に出かけるため、

この週末はある意味勝負どころなのです。

最近かなり疲労やストレスが溜まってきて
しまっていますので、

しっかりリフレッシュできるよう、
取り組んでいきたいと思います。

…と言いながら、旅先で仕事をしている
自分の姿が容易に想像できます…(豪汗)

さて、そんな自分勝手な事情で
勝手に気合いを入れつつ、

本日の本題です。


==================


■経費の原価について

過去の記事で度々、「経費には3種類がある」
ことをお話ししています。

過去の記事を探していると、
まだ開業ちょっと前の約8年前に書いた
記事がありましたので、

もしよろしければご参考ください。


<2017.1.8経費は3種類に分かれます>

…初々しくて、恥ずかしいです…
(…じゃあ出すなよって話ですが笑)

その中でも、今日は原価…
特に外注費について、
注意すべき点を見ていきます。

今回は原価の中でも特に、
製造業や建設業についてのお話です。

…とは言え、考え方は全業種共通ですので、

ぜひ全体を俯瞰する気持ちで、
読み進めていただければと思います。


■外注費と売上の計上タイミング

製造業や建設業では、売上が大きくなり、
それに伴う外注費も増えます。

特に注意すべきは、
売上を計上するタイミングです。

製品の完成や工事の完了時に売上を計上し、
そのタイミングで、売上に対応する
原価も計上されます。


■原価の性質

原価とは、

【売上高と直接的に対応する支出】

に限られます。

売上が上がれば原価も上がり、
逆に売上が上がらない場合は
原価計上はできません。

■建設業における未成工事支出金 建設業では、まだ売上の立っていない 外注費などは、前払いを意味する 『未成工事支出金』として、 資産の科目で計上されます。 製造業の場合、外注費があっても 売上が翌期に計上される場合、 その外注費は前払いとして扱い、 経費として計上できません。 ■誤った経理処理 よくある誤りとして、 売上は翌期に計上するのに、 外注費はその支払いが終わったからと いう理由で当期の経費として計上することが。 これでは、売上が上がらないのに 原価だけが計上され、 税務上不正になってしまいますので、 要注意です。 ■不適切な経費計上の結果 売上が上がらないのに原価だけが上がると、 経費が多く計上され、 結果として納税額が少なくなります。 これを防ぐために、 売上が計上されたタイミングで 原価も計上するようにしましょう。 ■正しい売上・原価の把握 売上が計上されたタイミングで、 その売上に対応する原価を計上することが 重要です。 入金ベースや支払ベースで経費を 判断するのではなく、 製品の完成や工事の完了を基準に 売上・原価を把握することが重要です。 ■税務調査での注意点 このように、売上や原価を正しく 把握しないと、 誤った経理処理をしてしまい、 税務調査で問題になることがあります。 誤った経理処理は、 後で大きな問題に発展する可能性があるため、 注意が必要です。 ■結論 このように、製造業や建設業でよくある 誤りとして、 売上と原価の計上タイミングを 誤ることがあります。 そのようなことから、 正しいタイミングで原価を計上することを 心掛けましょう。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・経費には『原価』『費用』『損失』  の3種類がある。 ・在庫や外注費などは原価に該当し、  売上と直接対応する。 ・外注費が売上に対応していない場合、  資産として計上すべき。 ・税務調査で指摘されないためにも、  原価の正しい計上を心掛けるべし。 ・自社の業種に合わせて適切な経理処理を行い、  原価計上に誤りがないように  心掛けたいものである。 -------------------------------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。

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