2025年5月11日「非日常を形にする」真の商売の在り方
■美容室の重要性と学び
私にはもう10年ほどお世話になっている
美容室があります。
髪を切ってもらうだけなのに、
その空間で楽しい気持ちになり、
心が軽くなる感覚があります。
美容室や日常の他の場面で、
こうした感覚を持つことがよくあります。
結局のところ、
「美容室の数はコンビニより多い」
と言われるほど多くの選択肢がある中、
【どの美容室が選ばれるか】
を考えることは、
マーケティングの基本だと感じます。
■嫌な気持ちになる経験
一方で、嫌な気持ちになる経験も
あることでしょう。
例えば美容室でも、
「ただ髪を切るだけ」と感じる時や、
店員さんが自分の感覚に合わない場合、
気持ちの良くないことが
あるかもしれません。
そのような経験をすると、
次にその店に行くことを考えにくく
なるというもの。
結局、そのようなことから考えると、
どのような商品やサービスであれ、
【人とのつながりが大切】
だと感じるところ。
■葬儀でのスタッフ対応
過日のことですが、
友人の葬儀に参列した際、
会場スタッフの方の誘導が、
少し冷たく感じました。
お焼香の案内やご遺族への
言葉が「事務的」で、
もっと感情的な配慮が欲しいかな…
と感じました。
ご遺族や参列者のためにも、
もっと「気持ちに寄り添う」
接し方があってもよいのではないかと
思ったのです。
■日常的な体験の重要性
美容室や飲食店も同じです。
お客様にとって、
美容室や飲食店は「非日常的な空間」
であり、
それを感じさせてくれる
場所こそが大切です。
一方、店員にとっては
それが「日常の業務」。
このギャップが違和感を生みます。
お客様の「非日常」に寄り添うことが、
良い商品やサービスを提供するために
必須ではないかなと思うところです。
■お店の雰囲気を考える
あなたがもう一度行きたいお店、
通い続けているお店は
どんな雰囲気でしょうか。
おそらく、それは
自分の「非日常」を現実にしてくれる
空間だと思います。
■税理士としての「非日常」への対応
税理士の仕事でも、
「税理士に相談する」ということは
多くの人にとって「非日常」だと思います。
初めての相談では、
「迷惑じゃないだろうか」とか
「どこまで本音を話すべきか」
と感じていることが多いはずです。
私たちはその「非日常」に寄り添い、
心を開いてもらえるように
相談に乗るよう心がけています。
<2024年5月6日『非日常』から生まれる
【経営のヒント】>
https://muratax.com/2024/05/06/7711/
■お客様の「非日常」に寄り添う
あなたのビジネスでは、
お客様が感じる「非日常」は
どの部分でしょうか。
「非日常」に寄り添うことで、
本当の人間関係が始まり、
信頼関係が生まれると思いますので、
ぜひ、そのようなことを今一度思索して、
経営に活かしてみていただければと
思うところです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・お客様の「非日常」に寄り添う
ことで、信頼関係が築かれる。
・また来たくなるようなお店は、
非日常を現実にしてくれるような空間
ではないだろうか。
・経営者としても「非日常」に
寄り添い、お客様の想いを形にするため
真の商品やサービスの在り方を
考えたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。