2025年7月10日「やらないことを決める!」などの心構えの大切さ
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★あなたの税務・経営の伴走者★
税理士 村田佑樹
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2025年7月9日
微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス【2165号】
おはようございます。
【あなたの税務・経営の伴走者】
税理士の村田佑樹です。
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今日は7月10日ですね。
ようやくこれまでしつこく
申し上げていた源泉所得税の納付が
終わるということになります。
弊所においても、何とか源泉所得税の
手続きが終わり、
ほっとひと安心というところです。
どうしても、お客様が増えると
それに伴って、こういった業務が
増えてきますので、
細心の注意を払いながら
進めていかないといけないところです。
さて、本日の本題です。
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■冒頭にも書かせていただいたように、
ここ最近は源泉所得税の納付の業務に
追われていたというところです。
どうしてもこういった業務の
繁忙期は来るものですので、
極力仕事においての無駄な動きは
しないようにしなければなりません。
■これは税理士のみならず、
経営全体に言えることのように
思いますが、
商売において大切なのは、
自社がやれる仕事とやれない仕事を
しっかりと選別すること
ではないかと思う次第。
今回の源泉所得税の納付のタイミングで、
社会保険の算定基礎届の提出や
労働保険の申告、そして住民税の
特別徴収の新年度としての納付が
同時進行していくことになります。
■当然のことながら、源泉所得税と
住民税については税金に関わること
ですので、
税理士として対応していくわけですが、
逆に労働保険料や労働保険の申告や
社会保険の算定基礎届については、
税理士の管轄外であるため、
弊所ではやらないということを
徹底しています。
■従来勤務していた税理士事務所
においては、
このあたりの業務まで、そこまでの
知識がないにもかかわらず、
お客様と一緒に考えながら
進めていたということがありました。
しかしながら、これは逆に
不誠実な行動に繋がりかねないとも
考えるところ。
■まず前提として、こういった分野は
税理士ではなく社会保険労務士の
分野になりますので、
もしかすると誤ったことを
教えることになってしまい、
結果として誤った労働保険料の納付や
算定基礎届の提出をしてしまうことにも
なりかねません。
■ただ、そのような際には、
どのようにすればお客様のこの業務が
進むのかと考えることも大切です。
この解については明確で、
社会保険と労働保険のそれぞれの窓口に
直接出向いて、その場で
ちゃちゃっと手続きを終えていただく
ことが得策である
というところなんですね。
したがって、弊所においては、
そのようなご案内をすることにとどめ、
お客様にとっても弊所にとっても
業務の適正化に繋がる行動を取っている
というところです。
■また、仕事をしていくにあたって、
経営者として決してマイナス思考には
入らないということも大切です。
私たちの例でいくと、
面談の時間になったにも
かかわらず、お客様が面談に
いらっしゃらなかったり、
会計の入力を依頼しているにも
かかわらず、
なかなかお客様の方での会計が進まない
ケースなどが考えられます。
■そのような際においても、
気を乱されるということはあまりなく、
面談にいらっしゃらなかった際には、
一般的には待ちぼうけとなって
しまうように捉えがちですが、
逆に言えば、その面談の時間が
他の作業をする時間に置き換わった、
見方を変えると、時間をもらえた
ということになります。
そして、もしかすると数分でお客様が
いらっしゃるかもしれないという、
ほどよい締切効果にも見舞われて、
逆に滞留していたタスクを
さばくことができるというものです。
<2023年1月31日【緩急をつけた仕事】
の重要さ>
https://muratax.com/2023/01/31/6113/
■また、お客様が会計を進めてくださらない
ということに対しては、
こちらの業務指示の仕方が曖昧に
なっているのかもしれませんし、
そもそもお客様がそのことの重要性を
意識されていらっしゃらないのかも
しれません。
最終的には、そのような、いわば
価値観の異なるようなお客様と契約を
させていただいているということも
考えられます。
(これはお互いにとって良くない状況。)
■そのように、その事実自体は
経営にとってマイナスなように
受け止められることがあったとしても、
決してそれをマイナスに捉えるのではなく、
むしろ経営においてのプラスに変わって
いく要素として捉えることにより、
マイナス思考に入ることを防ぐことが
できます。
■マイナス思考の怖いのが、
そのマイナス思考に入ることで
精神的にイライラしたり
怒りっぽくなったりするということです。
そのような状況になっては、
社内の人間関係や取引先や得意先との
関係も、決して良い方向に進むとは
言えないでしょう。
このように、経営においての言動を
考えることは極めて重要であるように
思うところです。
■また、仕事をする際にあたり、
その仕事のやる「限度」を決めておくこと
も重要です。
どうしても、今は集中しているから
ということで、がむしゃらに仕事を
前に前に進めてしまいがちなのですが、
結果としてそのようなことをしてしまうと、
心身ともに疲れてしまい、
その後に反動が出るというものです。
■そのようなことから、経営者として
仕事をする際は常に巡航速度を
保ちながら、
生産性と効率性を高めて仕事をしていく
というのが重要であると言えます。
これは、以前にも書かせていただいている
ポモドーロ・テクニックにもつながる
話ですので、
経営者としてこのようなことを
念頭において、
経営においてのやるべきこと、
やらないことを常に考えながら、
その時々の経営の最適化を目指して、
日々取り組んでいきたいものです。
<2025年2月3日【ポモドーロ・テクニック】
で仕事効率が爆上がりしている話>
https://muratax.com/2025/02/03/8628/
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者としてやるべき仕事と
やるべきではない仕事を
明確に区分けすべし。
・経営においてマイナスなことが
あったとしても、
決してマイナス思考に入らず、
将来の改善策としてプラスに
捉えていきたいところ。
・仕事に取り組むにあたり、
やるべきことの限度を決めて、
心身の健康を保ちつつ、
ポモドーロ・テクニックなどを駆使して、
巡航速度で経営者としての行動を
取っていきたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。