2025年7月12日その発信「自己満足になってませんか?」
今日は土曜日ですね。
この週は特に体を酷使してしまって
いた感があるので、
今朝は起床後に、仮眠を長めに
とってみました。
しっかりと体力を回復させて、
滞留業務の消化に努めたいところです。
さて、本日の本題です。
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■私は税理士という仕事をしている
わけですが、
税理士は税の専門家であり、
その税に関してはどうしても税法という
専門用語の固い言葉が並んだ環境下で
仕事をすることになります。
税法の条文はかなり遠回しな
言い方にもなっており、
税理士以外の方が目にすると
吐き気が出てしまうくらい難解なもの
でもあるんですね(汗)。
例えば、こちらは消費税法の中の、
納税義務があるかどうかを判定する際
の条文の一部。
<消費税法第9条>
…という具合です笑。
■そのような中で、私たちが専門家として
気をつけないといけないのが、
お客様にこういった情報をお伝えする際に、
税務の知識がない方でも分かりやすい
ように、専門用語を極力使わずに
噛み砕きながらお伝えするということ
かなと思う次第。
…と書きながら、過去の記事を
見たところで、
どうしても難しい内容になってしまって
いるなということを、
反省しているところです(滝汗)。
■これは全ての商売において
共通するものだと思っており、
結局のところは、
的確に「お客様の立場に立って」
情報を伝えることができているか
ということなんですよね。
■健康食品を売る場合においても、
栄養素や体の状況などのことについて、
その専門的な用語や病名などを
示唆するのではなく、
もちろん示唆する必要があったとしても、
そこに加えて、極力そういった知識の
ない方に買ってもらうわけですので、
できるだけ専門的な言葉を使わずに
説明するように努めたいかな
というところです。
■ここに売り手と買い手のギャップがある
というもので、
売り手としては当然のことながら、
自社の商品やサービスが良いものと思い、
そこに魂を込めてプロの視点で
その効能を力説しようとするわけですが、
買い手側にとっては、
そういったプロの難しい説明は必要なく、
【端的に今の自分にとってどういった
効果があるのか】
ということを知りたいところでしょう。
<2023年7月28日【仕事】に関する
売り手と買い手の認識の違い>
https://muratax.com/2023/07/28/6732/
■そのようなボタンの掛け違いが
起こっているのが商売の難しい
ところで、
こういったことを的確に把握して
おかなければならない
ということなんですよね。
こういったことは、料理に例えると、
専門知識という材料をそのまま
使うのではなく、
この材料を調理してお客様に提供させて
差し上げるということ。
これが極めて重要ではないかと
思う次第です。
<2021年1月6日売り手と買い手の致命的
な【ボタンの掛け違い】について>
https://note.com/muratax/n/nf029cfb97856
■こういった分かりやすく商品やサービス
の効能を伝えるということだけで、
場合によっては経営の大きな
パラダイムシフトになったりすることも
考えられますので、
ぜひ自社の経営において売上が
伸び悩んでいるなどということが
あった際に、
今一度そのようなことを考慮して、
より分かりやすくお客様の立場に立って、
その商品やサービスの説明を発信する
ことを心がけてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・専門家として仕事をしていると、
どうしても、その業界の常識で
専門用語などを駆使してお客様に説明
しようとしてしまうところ。
・企業にとってお客様への説明責任は
当然あるわけであるが、
大切なのはそのお客様にとって
分かりやすい情報を伝えることでは
ないだろうか。
・そのようなことから、
商売の基本である「お客様の立場に立って」
考えて、
より良くそのお客様に有利な情報が
浸透するような伝え方を
今一度再考したいものである。
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今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。