2025年10月4日過去記④~結婚そして税理士試験合格
今日は土曜日ということで、今回は4回目となる私の過去記についてお話ししていきたいと思います。
前回の記事では、2社目の税理士事務所に就職して、6年ほど勤務しながら税理士試験の勉強をしてきたというお話をさせていただきました。
今日はその続きとして、税理士試験合格までの軌跡を語ってみたいと思います。
<2025年9月14日私が「税理士の門を叩いた」過去の話>
https://muratax.com/2025/09/14/9398/
<2025年9月20日【壮絶なオトナの世界】に翻弄された過去>
https://muratax.com/2025/09/20/9419/
<2025年9月28日私の過去記~税理士事務所への就職での学び>
https://muratax.com/2025/09/28/9446/
妻との出会い
私が2社目の税理士事務所に約6年ほど勤務した頃、天神の専門学校に通っていたタイミングで、妻と出会うことになります。
妻との最初のデートでビールを本当に美味しそうに、そして幸せそうに飲んでいる姿を見て、「あぁ、こんな人もいるんだ」となんとなく新たな生物に出逢ったかのような感覚になったのをよく覚えています。
当時私は、雰囲気が決して良いとは言えない(要は治安の悪い笑)地域に住んでいて、周りの人も(私を含めて)かなりすさんでいたため(滝汗)、そのようなビールを幸せそうに「うんっうんっ」と言いながら飲んでいる姿は、なんだか癒されるものだったんですね。
義父との初対面の珍事件
その後1年ほどのお付き合いを経て結婚することに。
そして、かなりのブラック労働で勉強する時間も思うように取れなかったこともあり、結婚をきっかけに退職をし、丸一年間勉強に専念することを決めます。
当然、結婚ともなると妻の両親との顔合わせがあります。
とあるホテルのラウンジで、ランチを共に顔合わせしたときのお話です。
義父:「今日の朝は、、何時頃に食べましたか?」
私:「はい!白いご飯をいただきました!!」
義父:「・・・」
(・・ヤバッ・・マズいこと言ったかな??)
義父:「白いごはん・・」
(・・あ、そういうことか・・!)
私:「はい!白いごはんに、ふりかけをふりきゃけぇて、・・いただきましとわぁ・・」
(口の中はもうカラカラ)
義父:「私もご飯をたべました」
私:「そ、そうでぇすかぁぁ!!」
・・・「あんた、ご飯を何を食べたんだ?」と聞かれたものと私が捉え違いをしていたことを、会が終わって妻から教えてもらいました。
いやいや、その場で言ってくれぃ・・・
・・その後も不祥事は続きます。
ランチにスープがあったのですが、そのスープについていたスプーンをなぜか手を滑らせてしまい、体操選手かのごとく高速で何回転もさせ、遥か遠くへ着地させてしまったんですね。
着地後のバウンドもすごかった・・
(「栄光の架橋」が流れ切る位スローに感じた、そして凍り付いた時間でした。)
結婚と勉強専念の決断
そんないろいろなスキャンダルがあったわけですが、なぜか無事に(?)結婚することができ、それと同時に丸一年、税理士試験の勉強に専念させていただくことになります(謝)。
ただ、それでも勉強4年目ほどになっていた消費税法にはなかなか合格できず、その後は交通量調査のアルバイトをしながら2年ほど勉強を続けました。
結果として、足掛け3年間、税理士試験にどっぷり時間を費やすことができ、その中でようやく消費税法に合格できたんですね。
本当に無職だった長く私を支えてくれた妻には、今でも頭が上がりません。
(ただ、この妻の支えは、これからの未来を含めると、まだほんの序盤だったことになります(滝汗)。)
ちなみにこれは、当時の消費税法の教材の一部です。
https://gyazo.com/1643a710f198b777370b16d44af0294b
ページの左上には日付を書いているのですが、そのページに書かれている条文を、点や丸まで含めて一言一句暗証できた際に、この日付を記入していたんですね。
これが100ページを超えてあるわけですので、今思えば相当勉強していたなという感覚です。
(今はもうできない・・・)
3社目の税理士事務所へ
そんな風に3年間勉強に打ち込んだものの、まだ消費税法に合格できなかったため、「このままではダメだ」と感じ、4年目に福岡市の税理士事務所へ再就職することを決意します。
面接の際は合否を待っていたところだったのですが、再就職が決まった頃にちょうど消費税法に合格したことがわかり、7年間に及んだ消費税法受験にようやくピリオドを打つことができました。
ただ、3科目目に合格したに過ぎず、まだまだ5科目全ての合格には程遠い状況でした。
3社目のこの税理士事務所では、面接の際に「将来的に独立を前提にしている」と伝えたところ、温かく受け入れていただきました。
この事務所は、当時低価格路線の最前線を走っていた事務所で、所長は集客やマーケティングに長けており、経営の観点でも多くを学ばせていただきました。
一方で、私が最初の正社員だったこともあり、事務所を軌道に乗せるまで大変だったことも今では良い思い出です。
その頃は「一幸舎」というラーメン屋さんが出始めた頃で、土曜日出社のランチでよく食べに行っていたことも懐かしい記憶です。
店舗案内(一幸舎)
今から思えば、当時は日曜日も出社していたこともあり、本当によく働いていたなと感じます。
14年の挑戦の果てに
その後、就職から1年ほどで相続税法に合格。
相続税は勉強に専念していた時から学んでいたので、3年目位の合格だったかなと思います。
最後の法人税については、足掛け3-4年目となる受験でしたが、自己採点で23点程度しかなかったため、「これは落ちた・・」という感覚で、試験が終わった直後から、来年に向けての勉強をしていたんですね。
税理士試験は8月に試験があり、合格発表が12月という生殺しのようなスケジュールなのですが(吐)、
税理士試験は5科目すべてに合格すると「官報」に名前が掲載されることになります。
そんな官報が発行される日・・つまり合格発表の日に、妻から「合格おめでとう!おめでとう!おめでとう!」とLINEが届きました。
「プラス思考で来年も頑張れ!何年かかかるか知らんが、とにかくやり切れ!」と未来の合格を願って気でも狂ったのか・・と思ったのですが、どうやら本当に官報に名前が載っていたようで、まぎれもなく合格していたこと分かりました。
この瞬間に、大学3年生の20歳から挑戦を始め、14年後の34歳でようやく税理士試験の合格を勝ち取ったことになったんですね。
・・14年間の受験生活で、その後1年程はする必要もないのに受験勉強をしそうになっている状況でした(習慣はコワイ・・)
そしてここから、私の人生最大の転機となる時期に入ります。
長くなりましたが、この続きはまた次の記事でお話ししていきたいと思います。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。