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トップページ ブログ > 経営のこと > 経営改善の「3STEP」を考える

2025年10月23日経営改善の「3STEP」を考える

体調が良くないということでわーわー言っていましたが(汗)、今日になってようやく体調自体は復活し、喉の調子だけ少し悪いものの、もう大丈夫かなという感覚です。

いろいろとご心配をいただいた皆様、本当にありがとうございました。

このダウンしていた期間にたっぷり仕事が溜まっていますので笑、しっかりと仕事をこなしていきたいと思います。

さて、本日の本題です。

利益とは「売上-経費」である

私が税務相談を受けさせていただく中で、多くの経営者が抱える悩みとして「どうやって利益を作っていくか」ということがあります。
(これは税務を超えた経営の相談ではあるのですが、実のところかなり多い本質的な悩みです。)

利益の構造はシンプルで、売上から経費を差し引いた額が利益となります。

つまり、売上を増やすか、経費を減らすか、またはその両方を実現することで利益が増えることになるわけですね。

<2025年7月11日【真の利益の意味】と「求められる経営」について>
https://muratax.com/2025/07/11/9167/

問題点を“細分化”して見える化する

こういった「売上」と「経費」の論点も大切ですが、それ以前に「そもそも今のビジネスモデルが利益を上げられる体制になっているか?」を考えることもまた重要です。

場合によっては、既に顕在化している問題点があるかもしれませんし、潜在的な課題が隠れている可能性もあります。

重要なのは、まずこの問題点を“細分化”するということなんですね。

おすすめなのは、マインドマップを使って自社のビジネスモデルや作業工程などを細かく書き出していくこと。

これが「細分化」です。

私が使っているのは、こちらの「マインドマイスター」。
https://mindmeister.jp/

そして次のステップでは、次の3つを実践していきます。

「やめる」「任せる」「仕組み化する」—3ステップの改善思考

まず一つ目は、「やめる」こと。

これは私の以前の記事でも紹介した“引く経営”にも通じる考えです。

<2024年12月3日足すのではなく【引く経営】を考えてみる>
https://muratax.com/2024/12/03/8426/

利益を上げるために新しいことを足すのではなく、現状の中から不必要なものを引いていく。

経営においては、意外と不要な要素が多く存在していることは少なくありません。

全体を見渡したところで、必要とあらばその事業自体をやめることも一つの選択肢でしょう。

人に任せて経営への力をシフト

二つ目は、「人に任せる」こと。

経営者やスタッフにとって大切なのは、自分の時間と労力(人的リソース)をどう使うかということ。

それぞれの時間単価を算出し、それに見合わない仕事をしているようであれば、他の人に任せることを検討しましょう。

任せることで、自分やチームのリソースをより重要な経営課題に集中させることができるわけですね。

仕組み化によりシームレスな経営を組み立てる

そして三つ目は、「仕組み化する」こと。

これは、思考や作業のプロセスを極力省いて、流れていくような経営を組み立てることを意味します。

イメージとしては、食品工場のベルトコンベアー。

食材が運ばれ、切られ、調理され、密封され、箱詰めされていくように、労力と時間を最小限にする仕組みを整えるということです。

(ちなみに、私も大学時代に冷凍食品工場で働いていたので、かなり明確に理想の流れをイメージできます笑。)

「常識」を疑い、ゼロベースで理想を描く

こういった話をすると「いやいや、そんなのうちでは無理だよ」という声も聞こえてきそうですが、重要なのは“ゼロベースで考える”ことです。

どうしても私たちは業界の常識や慣習にとらわれてしまいがちですが、その業界の常識自体が自社の経営に歯止めをかけてしまっていることも考えられるのではないでしょうか。

だからこそ、一度すべての制約を取り払って「理想の経営像」を描いてみることが大切なわけですね。

まず「やるか・やらないか」である

そして、「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」で考えること。

できるかどうかは、実際にやってみて初めて見えてくるものだと私は考えています。

「到底無理だ」と思えることでも、やってみたらできるかもしれない。

この可能性を信じて動けるかどうかが、経営者として求められる思考力と行動力なのかもしれません。

柔軟な発想は「仕事以外の世界」から生まれる

経営において「考える」ことはもちろん大事ですが、考えすぎて凝り固まってしまうと柔軟な発想は生まれません。

私が常々、経営者として仕事以外の分野で本を読んだり、芸術に触れたりと、自分の外の世界に触れることも、新しい視点を得ることを勧めているのもそのような背景があるからなんですよね。

ぜひそのようなことを念頭に置きながら、ぜひ柔軟な思考を持ち、真の経営の姿を描いて創造していきましょう。

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《本日の微粒子企業の心構え》

・経営においては、まず問題点を細分化し、「やめる」「任せる」「仕組み化する」の3段階で考えることが重要である。

・現状を「できるかどうか」で判断するのではなく、まず「やるかやらないか」からスタートする。やらないことは必然的に「できない」につながり、やることで初めて、「できる」可能性が見えてくるもの。

・柔軟な発想を得るために、業界の常識を一度リセットし、ゼロベースで理想の経営像を描くべし。

・経営者として、仕事以外の世界にも触れながら、しなやかで柔軟な思考を持ち続けたいものである。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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