2025年11月6日【経費の先行投資】は定点観測を忘れずに
今日も朝一でウォーキングをしてきました。
昨日までの教訓として、朝5時半からのウォーキングはまだまだ暗かったので、今日は6時15分からウォーキングをスタート。
それはそれでかなり歩いている人などが通勤を含めて多く、少し爽快感が少なくなってしまうなという感覚‥笑。
このあたりはなかなか難しいところではありますが、調整しながら進めていきたいところです。
さて、本日の本題です。
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経営を進めるにあたり、当然のことながらビジネスに関しての市場調査や、場合によっては先輩経営者などからアドバイスをもらったり、何かしらのビジネス関係の研修会でヒントを得に行ったりということもあろうかと思います。
こういった経営の先輩にも本当にいろいろなタイプがいらっしゃるなというところで、
極端な例かもしれませんが、質素倹約家で成功している経営者と、その一方で派手にお金を使って、そのお金の使い方などに人がついてきて成功しているような経営者の方もいらっしゃるかなというところです。
前者の場合は、質素倹約という位ですので、経費の支出がそこまでない状況で売上を作るような経営者なのですが、
後者に関しては、場合によってはブランド物や高級車などを購入し、そのように振る舞っている自分自身に周りの方がついてくるというようなことを意図して経営を進めているということが見受けられます。
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どちらも経営としての正解・不正解ということはないのですが、後者のような経営者の方を見本とする場合、当然のことながら考えないといけないのが、「その支出に見合った売上を作ることができているか」ということなんですよね。
先日の記事でもたびたび書かせていただいているところではありますが、利益は経営を存続していく上での必要最低限の要素であり、この利益については売上から経費を引いた結果として算出されるものですよね。
そうなると、売上を上げるか経費を減らすかしかないわけで、この経費が増えている状況下において売上が変わらないとしたら、当然のことながら利益は減ってしまうということになります。
そのようなことから、経費を増やして売上を上げていくというのは、一種のギャンブル性が強い要素も含んでいるのではないかと私は考えます。
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在庫を持ったり、広告費をかけることにより売上を伸ばしていくことが必須になるようなビジネスもあるのですが、
それを超えて「自己のブランディング」ということで多くの経費を先行投資していくということは、結果としてそれが花開けばよいのですが、うまくいかなかった場合は相当な痛手を負うということにもなりかねません。
また、そういった高級品などの購入については、事業上の経費として認められにくくなるため、その結果支出は出ているものの経費としては認識できないということになり、その結果、利益自体が増えてしまい、お金があるにもかかわらず税金を払うお金がなくなってしまうということも考えられます。
そのようなことまで加味すると、「自社の状況はどうだろう」ということを徹底的に定点観測する必要があるかなというところです。
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いずれにせよ、際限なくそういった形で経費を投資していくようなビジネスモデルは、いろいろな経営を見させていただいている私から言うと、どうしても怖い要素が多いと言わざるを得ません。
経営については、ある程度の安定性を視野に置き、その安定があっての上にそういったギャンブル的な要素を入れていくという、バランスを重視するのが大切なのかなと私は考えます。

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そうしてこのようなことは、収支を定期的に観測することにより見えることになりますので、日々の会計を疎かにせずに、しっかりとこういった経営分析や財務分析ができるような体制を整えて、経営についての考察をその都度することにより、常に経営の改善を目指したいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・利益を上げるには、売上を増やすか経費を減らすしかないものと心得ておくべし。
・経費を先行投資して売上を伸ばすタイプのビジネスは、うまくいけば良いが、失敗すれば現金を失うリスクが高い。
・どのような経営戦略で進むにせよ、しっかりと会計を行い、財務分析を通じて的確な経営判断ができる体制を整えるべし。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






