2025年11月22日新事業は盤石の状態を整えてから
今日は土曜日ではありますが、面談など終日仕事に明け暮れている日となりました。
そして親知らず抜歯後の左奥歯がかなり痛んでいて、
定期的に鎮痛剤を飲まないとやっていられないところ…(脂汗)。
さて、そんなことから本日の本題です。
両側同時抜歯の恐怖と「余力」の重要性
私の親知らずの話で恐縮なのですが笑、
今回は左奥歯を抜歯した一方で、12月には右奥歯の抜歯が待っています(大怖)。
親知らずの抜歯後の痛みは長引くとは聞いていたのですが、
月曜に抜歯して土曜までこんなに痛みが続くとは、正直想定外です…。
私はそのような状況なのですが、つい最近友人の話を聞かせてもらうと、
その友人は全身麻酔をして4本の親知らずを抜いたとのこと。
もう地獄絵図ですよね。
(ある意味神かもしれない…)
この左奥歯の痛みが4ヶ所にまで及んでいるとなると、
本当に気絶しそうになります(吐)。
「元気な側」が支えてくれるバランスの大切さ
ただ一つ言えることは、左奥歯が痛みながらも右側の歯は元気満々ですので、
右側で水を飲んだり、ご飯を食べたりすることができているということなんですよね。
これがもし左も右も同時に抜歯をしていたとしたら、食事も摂ることができず、
そして水分をとっても激痛が走るので、水分不足必至だな…と、相当な怖さを感じています。
(その友人については、4本抜歯後どうなったかということを聞き忘れたなと、
今になってすごく後悔しているところ。)
本業が弱っているときの新規事業は“両側抜歯”
元気な右側があっての左側の歯ということで、
こういったことは経営においても大変大切な要素ではないかと、私は考えます。
よくあるお話なのですが、本業が順調に進まない状況で、
それを打開すべく新事業に手を出すということがあるんですね。
こういった新事業への進出は、その業界の経験者ならまだしも、
まったくのド素人の状態でその業界に入ったとしても、
その業界の先輩としての同業他社がうごめいているわけで、
冷静に考えるとそんなにうまくいく話ではないということがわかるはずです。
変化は必要だが「攻める前にまず治す」
とはいえ、経営において挑戦や変化は必要というもので、
そういった新たな動きも大切であるということも、また一定の事実でしょう。
しかしながら、本業がうまくいっていないということは、
まさに左側の親知らずを抜いた状態で、新事業として右側の親知らずも抜こうとしている状態であり、
相当怖い状況にあると言わざるを得ないのではないでしょうか。

新規事業に動く条件は「基礎体力が十分あること」
新事業に手を出すことができるのは、
しっかりと左奥歯が完治して痛みがなくなった後であるべきなはず。
経営について言えば、本業が順調にいっていて利益が上がっている状況で、
その安心できる利益があって初めて、その他の事業に手を出すというのが、
リスクを鑑みた際に有効な手立てではないかなというところです。
まず本業の見直し・軽量化から
そもそも本業に関しては、自分自身の専門分野の事業ですので、まずはそのテコ入れをすることを最優先に考えたいところ。
<2024年12月3日足すのではなく【引く経営】を考えてみる>
https://muratax.com/2024/12/03/8426/
利益とは売上から経費を引いた結果生み出されるもので、
まず経費の見直しをして、どうすれば経費をかけずに売上を作ることができるのかということを考えることもまた重要かもしれません。
<2020年10月18日【固定費削減】の大きな効能>
https://note.com/muratax/n/n015d07407f3f
今ある要素を引いていき、簡素化することにより経営がシンプルになり、
身軽になることによって、結果として利益体質のビジネスになるかもしれません。
治っていないのにかじりつくのは危険
大切なのは、経営の一部を病に冒された状態で、
さらなるチャレンジをしていくのはかなり危険であるということなんですね。
どうしても経営者は前のめりになって物事を進めていきがちなことが多くあるわけですが、
(私もご多分に漏れず…汗)
今一度そのような経営のリスクも想定して、
今取り得る最善の一手を経営者として冷静に分析して模索していきたいものです。
==================
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営において攻めるときは、まず守りを固め、盤石な状態にしておくべし。
・採算の取れていない事業については、新事業に走る前に「引く経営」を意識し、立て直しの道を再考すべし。
・新たな道に踏み出したくなるときこそ、自社の状況を冷静に俯瞰し、リスクも想定したうえで、今取るべき最善の一手を慎重に模索したいものである。
---------------
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






