2025年11月29日【簡易課税・2割特例の消費税の経理】について
今日はかなり仕事が立て込んでいる状況ではありましたが、家族でSPY×FAMILYのミュージカルを見に行ってまいりました。
やはり非日常の空間を味わうのはすごく大切ですね。
<SPY×FAMILY>
https://www.tohostage.com/spy-family/
偶然にも友人とばったり遭遇し、それもまた嬉しい時間となりました。
さて、本日の本題です。
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先日の記事の中で、消費税の経理方法については税込経理と税抜経理があり、
簡易課税や2割特例を使っている場合で税抜経理をしている際は、
結果の損益に十分注意すべきであるというお話をさせていただきました。
<2025年11月21日【簡易課税の思わぬ利益】に要注意!>
https://muratax.com/2025/11/21/9635/
今日もそのことに続けていきたいと思います。
簡易課税・2割特例の“共通点”とは
上述した税抜経理で、なおかつ簡易課税や2割特例という場合を考えてみると、
簡易課税にせよ2割特例にせよ、同じような特徴があることに気づかれるかと思います。
それは、支払いに際してかかった消費税は全く考慮せず、
売上で預かった消費税のみを考慮して消費税を計算するということなんですね。
簡易課税の場合は、その業種に応じて6種類のみなし仕入率と呼ばれる概算の率を用いることになります。
一方で2割特例については、売上から預かった消費税の2割を税務署に支払う方法です。
いずれの場合にせよ、支払いの際に支払った消費税を考慮しないという点は共通しています。
原則課税との違いと損益への影響
では、経理処理にどのような影響が及ぶのでしょうか。
まず、原則課税で税抜経理の場合を考えてみると、
当然のことながら、売上で預かった消費税から経費などの支払いの際に支払った消費税を差し引いた差額を税務署に納付する仕組みとなります。
この原則課税の場合は、仮払消費税と仮受消費税の差額がそのまま納付額となるため、
資産と負債の差額が納税額となり、損益には影響しません。
簡易課税・2割特例で生じる“差額”の正体
一方で、上述した簡易課税や2割特例はどうでしょう。
この方法については支払った消費税を加味しないため、仮払消費税は関係しないことになります。
そして、消費税の計算結果については、仮受消費税に簡易課税のみなし仕入率や2割特例の2割という率を乗じるだけであり、決して仮受消費税と仮払消費税の差額ではないということに。
そのような状況ですので、納付額と仮受消費税から仮払消費税を引いた結果の間に差額が生まれることになります。
もし仮受消費税から仮払消費税を引いた原則課税で計算した場合の結果と簡易課税や2割特例での納税額を比べた際に、
原則課税の方が有利だった場合は、その有利だった差額分は「雑損失」として、
逆に簡易課税や2割特例の方が有利だった場合は、その有利だった差額分は「雑収入」として計上されることに。

差額は「雑収入」「雑損失」へ
この年間を通じての雑損失や雑収入といった原則課税との差額は、
場合によってはかなり多額になることがあるんですよね。
こういった計算はどうしても煩雑で、なおかつ結果としての損益に大きな影響を及ぼすため、
その計算は慎重にする必要があるわけです。
税込経理なら“シンプル”に処理できる
一方で、税込経理の場合はどうでしょう。
税込経理は単純に、結果として税務署に納付する消費税分を「租税公課」として計上するだけなんですね。
なお、租税公課の相手科目は「未払消費税等」となります。
この1つの仕訳を切るだけで、単純に税務署に納付する納付額を計上できますので、
税抜経理で簡易課税や2割特例を使っている場合に比べると、
税込経理でこの租税公課を計上してしまった方が、
税務会計にそこまで精通していない方には向いているのかなという感覚です。
経理方式の選択で“納税の見え方”が変わる
どうしてもこういった消費税の経理方法については、
その方法によって会計処理が大きく異なり、
結果としての納税額を適切に把握するのが難しくなることが想定されます。
そのような状況ですので、簡易課税や2割特例の場合は、
税抜経理か税込経理かを上記のような基準で検討されることをオススメいたします。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・税抜経理の場合で簡易課税や2割特例を使っている場合は、最終的な損益に大きな影響を及ぼす場合がある。
・この計算方法は、税務会計に精通していない方にとっては場合によっては難解なものであることを心得ておくべし。
・簡易課税や2割特例を使っている場合は、あえて税込経理を採用することで、経理を簡便化し、納税予測をしやすくすることを検討したいところである。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






