2025年12月8日【非効率が効率を生む】という経営の真実
先日の記事の中で、我々微粒子企業こそ、
お客様との接触回数を増やす昭和の商売のようなスタイルが大切だという話をしました。
<2025年12月6日微粒子企業こそ「昭和の商売」に着目すべし!>
https://muratax.com/2025/12/06/9684/
今日もそれに続いてお話をしていきたいと思います。
形式的なやり取りが生む“無機質さ”
ここで少し思い返してみてほしいのですが、
あなたは最近、「商品やサービスの対応がなんとなく冷たいな」と感じたことはないでしょうか。
私自身、商品やサービスを購入した際のお礼メッセージが
形式的で淡白な文面になっていることに、
どこか無機質さを感じることがあります。
そこにほんの一言でも自分に向けたメッセージが添えられているだけで、
人としての温度感がぐっと伝わるのになぁとちょっと残念な気持ちになるんですね。
効率化と“違和感”の表裏一体
ただ、こういった形式的な内容をテンプレートで一斉送信することは、
経営として見ると、業務効率化につながります。
しかしその一方で、その効率化が無機質さを生み、
お客様の「なんとなくの違和感」につながっていることもまた事実ではないでしょうか。
もちろん、業種によってはテンプレートでも問題とされないケースもあるかもしれませんが、
基本的に我々微粒子企業が大企業に勝とうとするとしたら、
【人と人とのつながり】を大切にした商売こそ重要だと感じるところです。

“一言の温度”がつくる大きな価値
そのためには、お客様一人ひとりに向けて、
温かみが伝わるような工夫が必要かなというところ。
たった一言のメッセージでも、
自分のために書いてくれたと感じられれば、親近感は大きく増します。
もちろん、その一言を添えることは効率性だけを考えれば非効率です。
しかし、その非効率さが結果としてお客様の満足度を高め、
経営全体の効率化につながることもまた一定の事実であると言えるでしょう。
微粒子企業の武器は“非効率”にあり
そして我々微粒子企業に必要なのは、まさにこの「非効率さ」なのではないかと、私は思います。
大企業の場合、膨大な顧客に対応する必要があるため、
こういった細やかな配慮は難しいものです。
だからこそ、我々微粒子企業は、大企業の手が届かない部分にアプローチし、
お客様のかゆいところに手が届く存在になり得るわけです。
効率化だけでは見えない“本当の効率”
効率化を追求しすぎると、
逆に全体を見れば非効率になっていることは少なくありません。
だからこそ、非効率であってもお客様の満足を高め、
そのことが巡り巡って経営の効率化につながるという視点を持ちたいところ。
そのようなことから、今一度自社の商売全体を見渡して、
微粒子企業だからこそできる一手を模索してみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・効率性を追求しすぎると、お客様に対して無機質さを生み、結果的に経営が非効率化してしまう。
・微粒子企業が大企業に勝つためには、かゆいところに手が届くサービスを提供することが大切である。
・自社の業務を見渡し、非効率であってもお客様の満足につながる施策がないかを検討し、経営に活かしていきたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






