2026年2月19日納税予測をするその前に…
11月に親知らずの抜歯をして約40日ほど、痛みに苦しんでいたのですが、
最近になってようやくその傷口も塞がってきており、ひと安心というところです。
しかしながら6月にまたもう1本の抜歯が待っているので、そんなことを考えると確定申告どころではなくなってしまいそうになりますが(涙)、正気を取り戻しつつ、本日の本題です。
納税シミュレーションの大前提とは
先日の記事の中で税金について納税のスケジュールを把握し、
納税を突発的なイベントではなく計画的なイベントに仕向けることの大切さについてお話をさせていただきました。
<2026年2月17日税金が出るタイミングとその対策>
https://muratax.com/2026/02/17/9933/
今日はその納税を把握する上での前提についてお話をしていきたいと思います。
上述した納税の試算をする際には、
まず「会計帳簿をきちんと作成する必要がある」ということが、大前提としてあります。
結局のところ納税の試算をしようとしても、その会計データが曖昧であったり誤っていたりしているようでは、
その納税のシミュレーション自体が誤ったものになってしまうから、ということですよね。
そのようなことから納税の適切な把握は、
まず【適正な会計処理と会計帳簿の作成】から始まるということになります。
発生主義で利益を正しく捉える
その中で特に大切なのが、会計処理を【発生主義】により行っていくということです。
発生主義の反対は現金主義となりますが、
現金主義とは読んで字のごとく、現金の入出金があったタイミングで売上や経費を計上していく方法です。
例えば通帳に入金があったタイミングで売上高を計上し、
仕入代金などの支払いがあった際に仕入高などの経費を計上するという考え方です。
その一方で発生主義は、
【納品やサービス提供が完了したタイミングで売上や経費を計上していく】
という考え方になります。
売上と経費の帰属を間違えない
例えば3月に終えた仕事が4月に入金される場合、
現金主義では4月の売上高となりますが、発生主義では3月の売上高として計上します。
(売上については実現主義というまた別の視点もありますが、今回は本筋ではないため割愛いたします。)
同様に経費についても、3月に仕入れて納品が完了した商品を4月に支払った場合、
現金主義では4月の仕入高となりますが、発生主義では3月の仕入高として計上します。
このように発生主義では、実際に商品の納品やサービス提供が完了したタイミングで売上や経費を認識するため、
本来的な儲けを正しく把握しやすくなるんですね。

在庫と前払費用の管理が精度を左右する
また商品を扱っている場合には、在庫を毎月適正に計上することも大変重要です。
在庫を適正に計上しなければ、売上と仕入の対応関係が崩れてしまい、
本来の利益を正しく把握することができなくなってしまうことになるためです。
在庫と同じく、外注費についても適切に前払い分を把握することが必要です。
<2021年5月20日売上の立っていない外注費(原価)は存在しない>
https://note.com/muratax/n/ndd6506e9e067
このように、発生主義により経理を行うことは、
適正な納税額を把握する上でかなり重要な要素となります。
確かに発生主義による処理は手間が増えるため億劫に感じるところが正直あるのですが、
実際の納税計算は発生主義を前提に行われるため、
日頃から発生主義で会計処理をしておくことが不可欠なんですね。
日々の習慣により確かな会計処理を
というわけで今日は納税のシミュレーションの前提となる会計処理について、
「発生主義で処理をすることの大切さ」を見てきました。
年に一度まとめて処理をしようとすると大変な負担になりますが、
日々の会計入力を習慣化すれば大きな負担にはならないというもの。
ぜひ納税という面はもちろんのこと、
経営の定点観測を正確に行うためにも、
【発生主義による会計処理】を心がけていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・納税の試算を正確に行うためには、まず会計帳簿を適正に整備することが大前提であると心得ておくべし。
・会計処理は現金主義ではなく発生主義により行うことで、本来の利益と納税額を正確に把握できるようになる。
・発生主義による日々の会計処理を習慣化することで、納税のシミュレーションと経営の定点観測を正確なものとし、健全な経営を実現していきたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






