2026年3月14日【人と仕事をする】という経営者の覚悟
3月14日ということで、いよいよ確定申告期限のデスマーチが大きく聞こえてきました(吐)。
とはいえ、弊所においてはほぼ目処がついてきたかなというところ。
ただ、お客様の納税などがまだ済んでいない案件も多く見受けられますので、
最後の最後までチェックを抜かりなく進め、漏れのないように確定申告の完全試合を進めていきたいところです。
さて、本日の本題です。
人を雇うという経営判断
先日の記事の中では、給料が増えた場合に使うことができる「賃上げ促進税制」という税制上の優遇策についてお話をさせていただきました。
<2026年3月13日【給料が増えていた場合】の節税策をお忘れなく!>
https://muratax.com/2026/03/13/10015/
経営の規模が大きくなってくると、
どうしても経営者がプレイヤーとして動いているだけでは事業が回りきらなくなり、人の力が必要となってくるものでしょう。
そのようなことから、人の力を頼りながら経営を進めていくという視点を、
ある程度の規模になった段階で持つことが大切です。
人を雇うことの難しさ
ただし、人を雇うということは、給料や外注費といった直接的な支出だけではなく、
教育の時間や指示を出す労力なども発生します。
そのため、場合によっては自分一人で経営することを決め、
人に頼らず、自分で回せる範囲の中で経営を進めていくという選択も、十分にあり得るかなというところ。
どうしても人と仕事をしていくということは、自分以外の他人と仕事をするということですので、
それなりの難しさがあるものです。
かくいう私自身も、人と仕事をするにあたっては数多くの失敗をしてきています(滝汗)。
そのようなことから、そういった人に関する相談を受けた際には、
状況に応じて慎重に考えることを強くお勧めするようにしているところです。
相手の立場で考える
そして、ひと度人と仕事をするという決断をした際には、
「自分がその方(従業員)の立場だったらどう感じるだろうか」
ということを強く考えることがかなり大切です。
というのも、自分自身も相手の方も同じ人間です。
その方がその仕事をして対価を得て、人生を豊かにしていくということを考えたとき、
どのような関係性を築くべきかを考える必要があると言えるでしょう。

経営者にとっては利益が重要ですし、
働く方にとっては労働の対価として得られる給与が生活の資金として重要となります。
そのようなことから、経営で得た利益を、
経営者としてスタッフや業務委託先のことを考えた際に、
どのように分配していくかという視点が大切というところなんですね。
人件費は人生を支える対価
もちろん、経営においてはさまざまな経費が必要となり、
限られた売上の中で資金を配分していかなければなりません。
そのため、人件費について慎重になるのは当然のことです。
(ここで言う人件費は、給料・賞与の他、業務委託料も含みます。)
しかしその一方で、人件費というのは【その方の人生を支える対価】でもあります。
そういった視点も含めて、トータルで人件費を決めていくことが大切だと、私は感じるところ。
人として向き合う姿勢
そして経営において大切なのは、先ほども少し申し上げたように、
自社で仕事をしてくださる方を、「一人の人間として」しっかり見ることです。
経営という枠を良くない意味で超えてしまい、
人間として上下関係を作り、その方を見下したり、安く使おうとする姿勢は、
(あくまでも私見は入りますが、)
経営者としてどうなのかと感じるところです。
そういった姿勢は、人として魅力のない行動として見られてしまうでしょう。
経営者としてまずその方の幸せを考え、その仕事に見合う対価を支払うという姿勢が大切かなと、私は考えます。
シビアな判断も経営者の役割
とはいえ、人と人との関係ですので、自社に合わない人材というケースも当然出てきます。
そのような場合には、できる限り早い段階で話し合いを行い、
双方にとってより良い形で関係を終えるという判断も必要になってくるでしょう。
結局のところ、自社にとって貢献が難しい方に対して給与を払い続けることは、
経営を破綻の方向に導くことにもつながりかねませんし、
その方の人生を考えた際も決して有意義なものとは言えないはず。
そのような意味では、経営者として、人の人生の豊かさを考えると同時に、
経営の将来を見据えたシビアな判断をすることもまた大切です。
人件費は経営の重要テーマ
人件費というものは、経営においてかなり重要であり、そして難しいテーマでもあります。
相手の人生の豊かさという視点と、仕事への貢献、
そしてそれに見合う正当な対価という視点を持ちながら、
経営者として筋の通った、人との関わり方をしていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者として人と仕事をする際には、その方が自分の立場だったらどう感じるかを常に考えておくべし。
・働く方も同じ人間であるという前提を忘れず、仕事に見合った対価や人生を豊かにする給与設計を心がけたいもの。
・一方で、自社に合わない人材と判断した場合には、早期に関係性を整理する決断も経営者として必要である。
・人は宝であるという前提を心に据え、経営者として「筋の通った」人との仕事の仕方を大切にしたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






