2018年8月31日住宅は【購入】か【賃貸】か・・・どちらがいいの?
「月々の返済がキツイんですよね・・・」
住宅のことで購入か賃貸かという質問は結構多いもの。
今日はそんな住宅のことについて、いろんな面から見ていきたいと思います。
こんにちは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.住宅ローン減税
購入するとなると、やはり金融機関から融資を受けるケースが多いでしょう。
そうなると、住宅ローン減税という、所得税の減税に関する優遇規定が基本的に使えます。
もちろん、その分利息を払うので、トータルすると出ていく方が多いというのが一般的。
賃貸だと、住宅ローン減税はなく、日々淡々と定額の家賃を払っていくことになります。
2.修繕や固定資産税
購入すると、当然のことながら長年住むことによる経年劣化による修繕が必要となります。
キチンと建築されていれば良いのでしょうが、そのことは10年ほどたった頃に家がもろくなってきてわかることも往々にしてあります。
そうすると、自分自身で修理をする必要がありますね。
そして、業者さんによって費用もいろいろでしょうから、もし良くない業者さんに当たってしまったら多額なコストが必要となってしまうことでしょう。
また、自分の持ち物になるため、固定資産税も支払う必要がありますね。
賃貸の場合、修繕は基本的に大家さんが、固定資産税も大家さんが支払うことになります。
もちろん、そのあたりも考慮して賃料が定められてはいると思いますが。
3.融資を受ける場合
何かしら金融機関から融資を受ける場合、担保が必要となることもあるでしょう。
その際、購入していれば住宅を担保として融資を受けることができるかもしれませんね。
賃貸だと、そういうことはないわけですが、融資の際は購入の場合のメリットとして挙げることができます。
4.近隣のトラブル
隣人との関係はなかなか難しいもの。
引っ越した先にいたお隣さんがあまり合わない人だった・・・となった場合、
賃貸だと引っ越せばいいものの、購入していたとしたらそこに住み続けるしかない状況。
これは、結構コワイことかもしれませんね。
5.やっぱりステータス!
これが一番多いのではないでしょうか?
やはり自分の持ち家となると、テンション上がりますね(^^)
レンタカーよりマイカー、リースより購入。
なんとなく、自分の持ち物となることは嬉しいことのように思えますね。
ただ、上記のような注意点はしっかりと押さえておくおくべし!なのです。
日本は島国であることもあり、外国など他からの情報に疎くなりがち。
そして、
【みんながやっているから自分も】
ということで決定してしまうということも、
往々にしてあること。
でも、住宅となるとただの備品の購入と違い、大きな買い物ですよね。
フラット35でローンを組んだら、35年の分割払い。
利息も払います。
数十年後の未来が予測できますか?
あなたの仕事はどうなっているでしょう?
健康上の問題も考慮すべきで、ずっとそのローンを支払っていけるのか?
などということも、しっかり考慮する必要があります。
もちろん、生命保険などで万一に備える方法も考えておくという選択肢もあるでしょう。
住宅を【なんとなく】買ってはいませんか?
住宅の購入はなんのためにするのか?
ということを、再度確認した方が良いかもしれませんね。
余談ですが、我が家は幼い3人娘がいるため、
騒音が気になり、子どもが自由に暴れまわることが(?)できるよう、
一戸建てにしました。
ただ、【賃貸】です。
一戸建ての賃貸ということも、選択肢としてはあり得るというわけですね。