2019年9月1日目標となる売上をたてるには
9月に入りいよいよ今年も残すところあと4ヶ月。
個人事業主の方は同じく12月の決算まであと4ヶ月。
今日は、ビジネスを考える上での基本となる
【売上の内容】
について見ていくことにします。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.売上の成り立ち
一般的に売上というものは、次の算式により表されます。
★ 顧客数×顧客単価×リピート数 ★
顧客数とは、
何人のお客様に対して
販売するのか。
顧客単価とは、
1人の人に対し、いくらで販売するのか。
リピート数とは、
1人の人が何度購入してくれるのか。
2.洋服屋さんの例
洋服屋さんを例にとって考えてみましょう。
現状では、1年間で200人の人が購入しており、
その単価は1着あたり7,000円。
そして購入頻度は年に3回であるとするならば、
200人× 7,000円× 3回= 420万円
となり、
一年間に420万円の売上がたっている
ということがわかりますね。
では、この状況を変えるべく、
2倍の840万円の売上にするにはどうしたら良いでしょう?
売上という単純な一つの括りで考えるとするならば、
単純に現状の2倍であるため、
【単価を2倍にしないといけない】
と考えがち。
しかしながら、
上記のように売上という要素を3つに分解して考えるとするならば、
それぞれ
【3つの要素を2倍に近づくよう】
設定すれば良いという話になります。
実際には、それぞれの要素を1.25倍ほどすると
2倍に近づいてくることに。
つまり、
顧客数… 200人× 1.25 = 250人
顧客単価… 7,000円× 1.25 = 8,750円
リピート数… 3回× 1.25 = 3.75回
となり、
250人× 8,750円× 3.75回= 約820万円
となり、
目標の840万に近づくことになりますね。
このように、単純に売上という一言で済ませるのではなく、
その要素を一つ一つ分解していって、目標となる売上高を決めていく
というのは極めて重要なこと。
重要なことではあるのですが、
そもそも未来の目標の売上高
を決めていますか?
目先の多忙さに意識を奪われがちではありますが、
今一度ベースに戻ってこういった思索をするということは本当に重要ですね。
福岡では雨が降り続いています。
業種によっては、雨だと客足が遠のいてしまう、ということもあるでしょう。
とするならば、顧客数に影響が出る可能性が高くなりそうですね。
そういった業種は、
【雨の日キャンペーン】
などを打って、お客様に足を運んでもらうということも有効かもしれません。