2020年3月29日人生においての【分散投資】を考えてみる
【本日の活動】
・顧問先の月次業務
・確定申告業務
・昼過ぎからは家族との時間
こんにちは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■いよいよ3月も終わりに近づいてきて、
法人決算も大詰め。
ただ、1月決算3月申告の法人の決算は
もう目処がついたため、
ここからは確定申告で
終わっていない案件に
着手していくとともに、
たまってしまっている月次の業務を
進めていくことになります。
とは言うものの、
業務効率化のためもあってか、
結構スムーズに月次業務
(毎月ルーティンの業務)は
進んでいっているような気がしますね。
スタッフも在宅に切り替えてのこと
なのですが、
まぁまぁ良い感じに
仕事はできているのかなと思っています。
■新型コロナウィルスの関係で、
いろいろなことが
制約されてきていますね。
福岡県においても、
「不要不急の外出を控えるように」
とのお達しが出ました。
海外の状況を鑑みると、
日本も安穏としていられないな
という感じですね。
自分は良いかもしれないのですが、
もし自分がウィルスに罹患してしまい、
自分自身はどうもなかったとしても、
それを他の人にうつしてしまい、
その他の人がまた他の人に
うつしてしまい…
ということが重なってくると、
人によっては
そのまま命を落とす危険にまで
発展するという可能性を考えると、
やはりしっかりと
行動を規制していく他ないのだろうな
と思う次第。
とは言え、
人が行動を自粛すると、
経済活動が停滞してしまいます。
大抵の場合、
こういった話は大企業からスタートして
その後、中小・零細企業へと
影響が出てくるものですが、
今回のコロナウィルスに関しては、
小規模零細企業まで
あっという間に影響が
出てきてしまっています。
特に飲食業や宿泊施設など、
主に一般の消費者を対象にする業務は、
瞬く間に経営が縮小してしまっていますね。
■AIなどの台頭により、
大半の仕事が奪われるなどという
話があったのですが、
まさか新型コロナウィルスといったものから
こういった大規模なダメージに
発展していくなどということは、
本当に誰も考えもしなかったこと
ではないかと思います。
ただ、
現実としてこういった事態が
起こっているということは
事実のそのものであり、
この事実を受けて、
【取っていくべき行動を思索していく】
必要があるわけです。
■金融投資の世界では、
【分散投資】
というものが大切である
としばしば言われます。
株式だけはなく、国債を持ったり、
日本だけではなく、海外の株や債券を持ったり、
日本円だけでなく、海外通貨を持ったり、
こういったことが
分散投資というものですね。
■なぜ分散投資をするかと言えば、
たとえ一つコケてしまったとしても、
そのダメージを過小にしていくため
であると言えます。
そして、この金融投資と同じように、
経営においても、また、
私たち個々人の日常生活においても、
分散をしていく必要があるわけです。
例えば、
今私は税理士としての仕事をしています。
税理士として多くの顧問のお客様と
契約をさせていただいており、
その財布の入り口は、
その顧問のお客様の数だけ
あることになります。
したがって、
もしその顧問のお客様の一社と
契約がなくなったとしても、
そこまで大きなダメージには
ならないわけです。
■ただ、
このことだけを考えている
ようでは考えは甘く、
もっとマクロ的な視点で
考えるとしたら、
【税理士しかやっていない】
という状況そのもの。
では仮に、
この税理士という仕事自体が
なくなったとしたら、
もっと言えば、
私が何らかの理由で
税理士の資格を失くしてしまうことに
なったとしたら…
上述した複数の財布を持っていようとも、
その大元は税理士としてのものであるため、
一瞬にして、そのすべての収入源が
奪われるということは
想像に難くないでしょう。
・・・ということから考えるとしたら、
税理士という、
一般的には社会的に安定している仕事
であったとしても、
【一点集中型】
の仕事であるわけであり、
これも大変なリスクを伴うものである
と言えるわけです。
■そのような事情もあり、
(これがメインの理由ではないのですが)
私は、税理士の他にも
コンサルティングの業務をしており、
私自身は、
税理士としての仕事は
もちろん大好きではあるのですが、
それよりも生身の人間との関わり合い
を大切にしたいという想いが
誰より強くあり、
対人間とのコミニケーションを
すごく大切にすることを心がけています。
これは、
結果としての分散投資のような形に
なっていることではあるのですが、
結局のところ、
【最終的に大切なのは
対人間同士の付き合いである】
と思っているわけで、
【人間関係なくしては経営は成り立たない】
という考えが、私の中にあります。
そのような動きが、
もし私が税理士としての職を
失ったとしても、
その人間同士のつながりにより、
きっとまた新たなビジネスを
スタートすることができるとも
考えているわけです。
(とは言え、これは希望的観測であり、
その希望を現実のものにするため、
とっとと動いていく必要が
あるわけですが… (汗)。)
■日常生活においては、
食生活のバランスも大事ですね。
そして、
食事と睡眠と健康のバランス。
仕事と家族との時間のバランス。
このように、広い視点で見てみると、
あなたの身の回りのあらゆることに対して、
この分散というものがいかに大切か
が分かります。
現在の状況において、
最も危惧すべきことは、
【今の自分の仕事は本当に大丈夫か?】
ということです。
近い将来、多くの仕事がなくなっていく
と言われてきていますが、
今回の新型コロナウィルスの影響により、
多くの仕事が、
その見直しを迫られている状況
ではないでしょうか。
もしかすると、
あなたにとってもこれは決して
他人事ではないかもしれません。
可能であれば今すぐに、
紙とペンを取り出して、
今やっている仕事が、
もし急になくなったとしたらどうなるか。
また、
今の仕事をどうにか分散できないか
ということを、考えてみましょう。
行動が遅れた分だけ、
必然的に、
得られる結果も後倒しに
なってしまいます。
人生における時間は限られています。
今すぐに、行動を起こしましょう。