2020年4月20日時代にあった【正しい経費の捉え方】
【本日の活動】
・パソコンのセッティング完了
・顧問先の月次業務
・顧問先の決算業務
・顧問先の融資の業務
おはようございます。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■今日はようやく、
在宅ワークの環境作りが
大まかに完成する日。
まだ完成していなかったのか!
というところなのですが、
実は、
申告書を作成するソフトは
事務所のパソコンでしか
使用できなかったため、
申告書を作る時だけは
事務所に行かなければならない状態
だったのです。
ただ、
自宅と事務所は往復40分から50分ほど
かかるため、
この時間がどうしてもデスタイムに
なってしまいます。
そして、
在宅ワークとともに、
子どもたちと過ごしているため、
実際に動けるのは
妻が帰宅してからの夜の時間。
この夜の時間は、
私にとっては朝や昼に比べると、
集中力がない時間ですので、
仕事の効率もかなり下がって
しまうわけです。
それでは、ということで、
昨日思い切って、
デスクトップのパソコンごと、
事務所から持ってきたという次第。
狭い部屋にデスクトップのパソコンが
二台も並んでいるという状況は、
なんとも圧巻(笑)。
そして、
今日そのパソコンを繋ぐための延長コードと、
無線Wi-Fi子機が届くため、
それをつないでしまえば、
事務所でも申告書を作ることができる
ことになるわけです。
こういった小さなことでも、
すごく幸せを感じますね。
それに加え、昨日は机が届いたため、
すごく快適に仕事ができる環境が揃いました。
週明けの今日から、
さらに一層バリバリと
仕事をしていきたいと思います。
■さて、
一般的に自宅で使用するものは
経費に認められないという認識
があるのですが、
今回の私の机や無線Wi-Fi子機、
延長コードの購入になると、
堂々とこれは経費である、
と言うことができます。
ただ、
慎重な方もいらっしゃって、
自宅で使用するものだから…
というだけの理由で、
経費にしないようなことも
見受けられます。
大切なのは、
【形式ではなく実態】。
家で使うものという思考は形式、
仕事に必要なものという思考が実態。
税務で見られるのはこの実態の状況
であると言えます。
■そのような事情ですので、
一般的に映画鑑賞券は
経費として認められませんが、
例えば映画の俳優さんや、
舞台役者の方が勉強として
映画を見るという支出については、
経費になり得るでしょう。
映画鑑賞券だから、というのが形式。
自身の表現やスキルを磨くため
のものだから、
というのが実態。
税務で大切なのはこの
【実態】
なのです。
■そして、この実態は
その年によって変化していきます。
私のことで言えば、
事務所を使っていた頃は、
マイカーをほとんど使っていなかったため、
今年(2019年)の確定申告では、
車の支出や減価償却費
(30万円以上の高いものは、少しずつ経費にしていく
という税金を計算する時のルール)
を5%しか経費にしていませんでした。
そして実際にその位の使用割合でした。
ただ、
この新型コロナウィルスの影響を
受けて自宅で仕事をしている
今日この頃では、
自宅と事務所を頻繁に行き来しているため、
その使用割合はぐんと上がってくる
ことになります。
■税金を計算する上での
経費を考えることとして大切なのは、
一般的に言われている形式ではなく、
あくまでもそれが仕事に必要なもの
であるかどうかの実態によるものである
と言えるわけです。
ただ、税務の話に関しては、
インターネット上の無料の掲示板
のようなものに、
事実でない情報がかなり散見されているため、
情報をとっている人たちも
混乱しているという現実があります。
『ただより怖いものはない』
とも言われますが、
インターネットの掲示板等は、
無料で情報が取れる、
そして投稿している人に
何の責任もないため、
その内容も往々にして
誤っていることが多いということなのです。
■いろいろ話は飛びましたが、
しっかりと仕事に必要なものは経費にして、
逆に仕事で使用していないものは
経費から抜く、
ということを適切にしているでしょうか、
ということを今日はお伝えしたく、
記事として書かせていただいた次第です。
時代は刻一刻と変化していくように、
個々人の中の経費の考え方
というものも、
刻一刻とその環境に応じて変化していくもの。
しっかりと、適正に経費を捉え、
正しい税金の計算を
していきたいものです。
経営の状況が上向きであるか
下向きになっているかということは、
この正しく経費を計上できているかどうか
によって、見え方が全く変わってきます。
経営の判断のためにも、
こういった計算をしっかりして、
キレイな会社の財布の事情を
数字として表していきたいものですね。