2023年1月23日【微粒子企業の人付き合い】は「身の丈に応じた」ものに
明日は、大寒波の到来とのこと。
うちの事務所も明日は自分を含め、
全員リモート勤務にしました。
備えあれば患いなし。
経営者として万一に備えた行動は
大切ですね。
さて、本題です。
------------------
■以前の記事でも
書かせていただいたように、
【経営においては人と人との
繋がりで成り立っている】
といっても過言ではないでしょう。
現に社内のスタッフや、
取引先や得意先…
その他経営のみならず
【人生においても人と人との
繋がりは避けられない】
ものでしょう。
■そんな中、経営においても
当然こういった人と人との繋がりが
大切なのは上述した通りですが、
場合によっては相手方の商品や
サービスを購入することにより、
【人間関係を円滑する】
ということも考えられるかもしれません。
よく聞くのが、生命保険や投資商品
などを取り扱っていて、
【お付き合いとして】
そのような契約を締結するということ。
また場合によっては飲食店などを
経営されている人との繋がりで、
そのお店に食事に行くということも
考えられるかもしれません。
■そのような、
その相手方がやっている事業の
性質に応じて、
【その商品やサービスを購入する形で
その相手に貢献】
しようとすると、
【どうしても金銭負担は避けられない】
というものでしょう。
■そこで考えたいのが、
経営のことをいったん置いておくとして、
人としての付き合いを考えた際に、
【どういった形で人付き合いをするか】
ということなんですね。
往々にしてそれは、
贈り物であったり、
お中元であったり、お歳暮であったり…
そのようなことにより、
【従来より人間関係が続いていた】
という歴史的なこともあるかと思います。
そしてその贈答などの行為に関しては、
【高くてもせいぜい3万円程】
ではないでしょうか。
(私の勝手な感覚ですが(汗)。)
3万円も贈答品に使えば
それなりに高価なものは
プレゼントできるでしょうし、
もらったお相手としても大変満足が
いくものではないかという感覚。
■そして、
冒頭に書いた生命保険や
投資商品に関しては、
原則として
【単発のものではなく、
継続する前提で今後ずっと
払い続ける】
という性質もの。
そのような状況下において、
本来の人付き合いとして
3万円を支払うのと、
上述したような生命保険や
投資商品などに対して、
その人付き合いのために
契約を結ぶということが、
【今後の資金の面において
どのような影響を及ぼしてくるか】
ということは
重々考えておいた方が良いでしょう。
■というのも、生命保険はその額が
例えば毎月3千円ほどであれば、
【なんとなく安いような感覚に陥りがち】
なのですが、
【これを年間にすると3万6千円、
10年で払えば36万円…】
それなりに大きな額になるというもの。
もちろん、本来的に必要な保障を
買うという面において、
たまたまその相手方の生命保険や
投資商品がその先にあったとしたら、
それは契約するという選択肢も
あるかもしれません。
■しかしながら、
単なる人付き合いという状況において、
そのような契約をしているとしたら、
【その後の金銭面での負担を充分考慮して、
その契約をするべきかどうか】
ということを決めるべきでは
ないでしょうか、ということなんですね。
往々にして、私自身が税務相談に
乗らせていただく中で
契約しているそのような生命保険や
投資商品を見せていただくと、
【現状においては必要とは言えない】
ものの契約になっているということが
見受けられるというもの。
■そしてそれが
ボディーブローのような形で、
じわりじわりと経営の資金繰りにおいて
ダメージを与えているということもまた、
事実なんですね。
【そもそも、その人付き合いは
本当に必要なもの】
なのでしょうか。
その人付き合いをもししなかったとしたら、
その人との関係が終わってしまう
のかもしれませんが、
そのようなことで終わってしまう関係は
そもそも必要なのかな、
と思ってしまうところです。
■どうしても
様々な経営者の会や
人との繋がりが広くなってくると
そのような
【契約せざるを得ない状況】
といった場面に遭遇するかもしれないのですが、
そもそも、その契約をしなければならない
状況というのを今一度俯瞰してみて、
【それが本当に必要なものなのかどうか】
ということを考えるべきでしょうし、
経営者として会社という
大きな船を動かすにあたり、
【そのような波風に身を投じるべきではない】
のではないかなと
私は思っている次第です。
■今回の記事は少々厳しめになって
しまいましたが、
【人付き合いと言っても、万人と
付き合えば良いというものではない】
というもの。
適切に自社の状況や、自分自身の
環境や身の丈に合った本来的に必要な
人付き合いを熟慮し、その人生や
経営の進め方に取り入れたいものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者となって経営を進めていくと、
いろいろな場面で
【人付き合いの必要性が出てくる】
というもの。
・そんな中、
その人付き合いの延長で相手方の
【商品やサービスを
購入せざるを得ない機会】
があるかもしれない。
・そしてその『購入せざるを得ない』
状況とは一体どんなものだろうか。
往々にしてそれは、視野が狭まって
しまっていることにより、
買わないといけない!という
【思い込みに入り込んでいる】
ということはないだろうか。
・人付き合いのために現金を使う際は、
その現金の支出が将来的に
【どの程度資金繰りに影響を及ぼすか】
などということを十分に熟慮し、
その判断をしたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。