2024年2月14日【値決め】こそ、商売の本質なり
ハッピーバレンタイン!
…などと声高らかに叫んでみましたが、
弊所においてはリモートワークですので、
このような世間一般的なイベントは皆無です。
(そもそも、他社がどうなのかも
わからないところですが笑)
こういったイベント事も、
本当に必要なのかどうかを
常識にとらわれることなく取捨選択することは
すごく重要ではないかと思うところです。
…と何もなかったことにひがみを
申し上げつつ、今日の本題です。
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■商売をしていく中で、
【資金繰りは何より重要な要素である】
と言えるでしょう。
資金繰りとはつまり、まず売上があって、
その売上から事業に必要となる経費を
支払っていく。
その結果利益が出て、
その利益から税金が引かれ、
その税引後の資金をようやく手に取ること
ができるというものですよね。
単純に言えばそのようなことなのですが、
資金繰りが大切な理由としては、
結局のところ、
【現金がないことには経営は一切
回らないようになるから】
ということに他ならないでしょう。
■そして、
【売上を通じた資金の流入がないことには、
そもそも資金繰りもスタートしない】
というところ。
そうなると当然、売上先である得意先を
探して商品やサービスを提供すること
になるわけですが、
その際にその商品やサービスの適正な
対価を交渉して、
【経営にとって最適な値決めをする】
ということがかなり重要です。
『値決めは経営である』というのは
稲盛和夫さんの名言でもあるのですが、
まさにその通りで、
【値決めに失敗してしまうと、
その後の経営が立ち行かなくなってしまう】
ということも考えられます。
■そんな中、
値決めに関しては正当であったとしても、
正当な事情がないまま、相手からの相談で、
【その売上の入金を数ヶ月待たされる】
ということも場合によっては
あるかもしれません。
建設業などにおいては、手形を通じて
【3ヶ月後や半年後の入金】
ということも少なくないでしょう。
どうしてもその業界の慣習などもある
のでしょうが、
【極力入金はスピーディーにしてもらう】
ということが何より重要です。
そのような前提に立って考えると、
入金の交渉の際に、上述したように
【正当がない理由で入金を
先延ばしにされる提案をされる】
のであれば、
【まずそのことから見直した方が良いかな】
というところ。
■と言うのも、入金を先延ばしにされる
ということは
【その相手に正当な理由がない】
という前提であれば、いわゆる
【買い叩きにあっている】
ということと同義ではないか
と私は考えます。
そしてそれが取引のスタートの
段階からそのような交渉をされて
いるわけですので、
当初から相手の方が優位に立ってしまい、
【その後の関係性がどうしても
厳しくなってしまう】
というものではないでしょうか。
さらには、最初からそのような
不当な条件を提示してくる状況ですので、
【今後はその関係性がさらに
厳しいものになる】
ことも想定されます。
■上述してきたように、
スタートの段階での言わば
【第一印象は、かなり大切な要素である】
と私は思っていて、この第一印象であったり、
直感であったりということは、
相当大切しないと、
【後々に思わぬ方向に進んでしまう】
ということが考えられます。
■商売に関しては、
【根底の部分は人と人との
繋がりにより成り立っている】
というものですので、その人との繋がりに
冷たさを感じるようであれば、
【その後の商売自体が我々微粒子企業
にとっては特に厳しいものになる】
と考えた方が良いでしょう。
■独立して当初は、どうしても売上を
求めてしまうため
そのようなことに飲み込まれてしまいがち
なものですが、
その後の経営の展開を的確に俯瞰し、
予測をして、真っ当な値決めをするとともに、
【入金サイクルや支払いのサイクルを通じて、
決して経営を圧迫しない】
ように、順当に進めていくことが大切です。
どうしても
「そのぐらいだったらいいか…」と相手の
ペースに乗ってしまいがちなものですが、
【現実やそこから始まる未来は
決して甘いものではない】
というところ。
■したがって、交渉ごとにおいては
まずその交渉ごとに臨む前に、
【的確に自分自身の経営者としての心構え】
携えて、あくまでも相手と対等な立場で
交渉に臨み、
【経営にとって有用な選択をすること】
を第一に考えるようにしたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・商売を考えた際、原則としては
【人と人との繋がり】
により、その商売が継続していくもの
ではないだろうか。
・そのような前提に立った際、
初っ端から買い叩きをされたり、
不当にこちらの方が不利な状況で
交渉を進めようとされる際、
【そもそもの人と人との関係性が
大丈夫なのかと危惧すること】
も大切であろう。
・まず商売のスタートにおいては
適正な値決めをし、
そして、入金・支払いともに、
【適切なサイクルにて現金を動かすこと】
を何より重視すべし。
・そのように、経営を潤滑に回していくため、
商売においての交渉の都度、
経営の最適解を常に携えて、
相手との対話をしていくことは、
経営においてかなり重要な要素
なのではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。