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トップページ ブログ > 税務について > 会計の確認は【貸借対照表の科目確認】を怠るべからず!

2024年5月15日会計の確認は【貸借対照表の科目確認】を怠るべからず!

今日も元気に、立て続けに面談です。

忙しくはありますが、直接お客様とお話しできる
この時間は、すごく楽しく大好きな時間です。


さて、本題です。


------------------


■弊所においては基本的に
 3ヶ月一度の面談を実施しているのですが、

 その際に

 【会計の全体的な確認】

 をします。
 
 基本的には損益計算書を中心に確認して、
 
 【損益にズレがないか】

 ということをチェックさせて
 いただくのですが、その次の段階では

 【貸借対照表の科目の
 動きについて確認をする】

 という流れで進めていくことに。


■損益については、
 
 【毎月の損益にズレがないか】

 ということを大まかに大枠を確認する
 わけですが、貸借対照表については、

 【とある項目が変な動きをしていないか】

 ということを重視して確認するんですね。

 その中でも

 【売掛金や買掛金については
 特に注視している】
  
 状況です。


■売掛金については当然、計上される際には
 売掛金が増えるとともに売上高が増えます。

 損益計算書の確認においてはこの売上高の
 動きにのみ着目するわけですが、

 貸借対照表を確認すると、『売掛金の動き』 
 も確認することができるわけですね。

 売上高については上述した会計処理により
 計上されて完了、というところなのですが、

 売掛金に関しては、売掛金が計上されたら
 その次の段階では、

 【その売掛金を回収する】

 という取引の流れになります。

 回収される際は現金での回収または
 普通預金での回収、場合によっては、

 PayPalやSquareなどのインターネット
 取引を介した回収になることも
 あるかもしれません。


■大切なのは、

 【この回収が適切にされているかどうか】

 ということを確認することなんですね。

 では、回収されていないとしたら
 どうなるでしょう。

 これは当然、売掛金が増えたままに 
 なってしまっているわけですので、

 【売掛金の額が想定しているより
 大きくなっている】

 ということが見受けられます。

 【この売掛金が大きくなっている原因を探る】

 ことが何より大切であり、実際に本当に
 回収できていない可能性もありますので、

 そのことをお客様に共有させていただくことで

 その結果、回収漏れに気付くということも、 
 実際のところ少なからずあります。


■そしてもう一つの恐れるべき原因としては、
 本来売掛金の回収として処理すべきものを、

 普通預金などに入金された際に、

 【再度売上高として処理をしてしまっている】

 ということなんですね。

 損益計算書の確認において、
 
 【売上高が二重で計上されている】

 ような状況は、

 「売上が増えて経営が順調なんだな」

 と考えてしまうこともあるのですが、

 この貸借対照表を確認して
 『売掛金の動き』を見ると、

 多すぎる残高があるということに 
 違和感を感じ、

 【売上高が二重で上がり、
 売掛金の回収処理がされていない】

 ということに気づくわけですね。

  ■そうなると当然  売上高が多く計上されているわけですので、  【結果としての納税の予測も  大きく外れてしまう】  ということにもなりかねません。   ■大切なのは、損益のみならず上述して  きたような売掛金を始め、  同じような観点で  【買掛金などの貸借対照表の科目の  確認も入念にすること】  です。  経営分析の際はこういった  【損益の確認のみならず貸借対照表の  項目についての確認】  をすることが上述したような理由から  大切ですので、適切にそのようなことを確認し、  【会計処理が適正に行われているかどうか】  ということを把握していくように  したいものですね。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・会計入力の確認をする際は    【損益のみに着目してしまいがち】  であるが、実際のところ  【貸借対照表の確認】  も怠らないようにしたいもの。 ・貸借対照表の中でも  売掛金や買掛金に関しては、  【入金漏れや支払漏れがないかどうか】  ということ、そして  【売上や仕入などの経費  の二重計上がないかどうか】  を確認すべきであるものと心得ておくべし。 ・観点を持てるかどうかは、    【会計知識を持ち合わせているかどうか】  ということにもかかっているため、  経営者として最低限の会計知識を身に付け、  その延長線上で適正な会計処理をすること  を意識して、  【経営の全容を把握すること】    を心掛けたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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