2024年7月13日法人における【プライベート要素が入る会計】の考え方
今日から巷では三連休ですね。
そんな中ではありますが、
今日は今一度自社の経営計画の見直しを
する予定にしています。
まずは根幹部分を整えて強固にすること。
この部分を整えつつ、
明日と明後日は家族でしっかりと
遊び呆けることにします笑。
さて、本題です。
------------------
■弊所においては基本的に
3ヶ月に一度ご面談をさせていただく
顧問契約をベースとしてサービスの提供を
させていただいています。
3ヶ月に一度というのは、
毎月までのご面談は必要ないにしても、
3ヶ月一度は定点観測として、
その3ヶ月分の会計帳簿を仕上げ、
現状の損益などの状況を把握していく
というところなんですね。
■しかしがら、
その3ヶ月一度のご面談の際に、
うまく損益などの状況が掴めない
ケースがあります。
このようなケースにおいては、
往々にして、現金の収支が見えにくい状態
になっていることが少なくないかな
という感覚。
具体的にどういった状況かと言えば、
【複数の箇所にプライベートの要素が
混在してしまっている会計帳簿】
になっているということなんですね。
■法人については基本的にプライベート
の要素は介在しないわけですが、
個人名義の通帳やクレジットカードを
利用していたりといったケースになると、
どうしても代表者からの借入金という
項目が計上されてしまうわけですので、
実際のところの現金の収支という面で
見えにくくなってしまう
というところ。
■どうしても、いろいろな振込手数料や
ポイントなどの使い勝手などにより、
個人名義の通帳やクレジットカードを
利用するケースはあるのですが、
そのような状況になってしまうと、
いったんは仕上がった会計帳簿に
「実際のところは…」という前提を加えて
数字を把握する必要がありますので、
大変見えにくい状況になっている
ということが通常なんですね。
■とはいえ、物販などの場合で、
従来個人事業として使用していた通帳を、
やむを得ず、その名義変更などが
できないため法人として使用するケースも
あろうかと思います。
このようなケースにおいてはやむを得ない
というところなのですが、
極力プライベートの要素を介在させない
会計帳簿を仕上げていきたいというところ。
■こういったことに関して気になることが
あり、これを改善したいとすれば、
「絶対にプライベートの要素を入れない!」
と決めることが、まず最初のスタートなのかな
という感覚なんですね。
■結局のところ、
こういった「決め」をしないことにより、
なあなあなルールになってしまい、
その結果ルーズな会計帳簿になって
しまっている、
ということが考えられるかもしれません。
このような状況の会計帳簿になっていれば、
そこから見える損益などの状況も
どうしても見えにくい状況となってしまい、
その数字自体が経営分析に支障をきたして
しまうということも考えられます。
■どうしてもプライベートの要素が介在して
しまうような状況になってしまうことが
避けられないということもある
かもしれませんが、
極力そのような要素は排除して、
純粋な法人としての利用のみになる
通帳やカードを利用して、
その法人としての会計帳簿を正確にする
ことにより、真っ当に損益を把握して
いきたいものです。
ちなみに、真っ当な損益を把握できれば良い
ということも言えますので、
(私自身は不器用なので難しいことでは
ありますが、)
そのような状況になったとしても、
上述した『実際のところの損益』が
見えていれば、
それはそれで良いかなという面もありますね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・法人において適切な損益が
把握できない状況は、
往々にしてプライベートな要素が入り込んで
いるということが見受けられるもの。
・どうしてもプライベートの要素が
入り込んでしまうと、
代表者からの借入金などという項目が
乱立してしまい、
実際のところの収支や損益が見にくく
なってしまうことが考えられる。
・そのような状況になると、無意味な
数字としての会計の状況になってしまい、
そのような状況の会計からは真っ当な
経営判断ができないというもの
ではないだろうか。
・したがって、
まずは法人の会計要素にプライベートの
要素を全く入れないということを決めて、
その決めたことを間違いなく実行するような
ある意味強靭な気持ちを持って、
法人の会計を正確で明確なものに
したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。