2024年7月30日ミニオンズの映画に見る【売り手と買い手のすれ違い】について
先日よりインボイスにかかる消費税の申告に
ついてのお話をしていますが、
5月決算法人の消費税の申告が佳境に
入っています。
今日には終わる予定ですが、5月はなかなか
ハードな申告スケジュールになっていますね。
何はともあれ、着地が見えてきたので、
最善の解を求めて、申告に持っていきたいと
いうところです。
さて、本題です。
------------------
■先日のことですが、
家族で映画を観に行っていました。
ある意味強制的に休み時間を
発動させたという感覚です笑。
今回観た映画はミニオンズだったのですが、
いろいろな人間模様の中にユーモアが
散りばめられており、
笑いあり感動ありの内容だったな
という感覚です。
<映画『怪盗グルーのミニオン超変身』
公式サイト>
https://minions.jp/
■その中の一つのシーンとして、
高層ビルの清掃をしている清掃員の方が、
その高さを保っていた機械が壊れて
中ぶらりんになってしまっている
という状況がありました。
それを見たミニオンが、
これはどうにかしないと…ということで、
そのピンチを救おうとするわけですが、
実際に取った行動が、
その清掃員を助けるのではなく、
その清掃員の滞っていた仕事である
窓ガラス拭きを代わってあげて、
窓ガラスをピカピカにしてあげた…
というところだったんですね。
当然自分を助けてもらえると思った清掃員は
まさに絶望…というところである一方、
ミニオンの方は「良いことをしたなぁ」
といった感じで、気持ちよくその場を
去って行った、というようなシーンでした。
■ともすれば、これは私たちの身の回りの
経営においての写し鏡であるような
感じもしており、
売り手側がその商品やサービスを良かれ
と思って提供していることと、
買い手側が真に望んでいるその商品や
サービスの効能について、
今回の映画のような『ボタンのかけ違い』
があるのではないかと私は感じています。
■こういったことは往々にして
いろいろな業界で見られるもので、
消費者としてその売り手側の
動きを見ていると、
「そこじゃないんだよな…」
というように思ってしまうということが
少なくありません。
こういったことを、消費者側の立場から
そのように思うわけですので、
当然我々が売り手側として見た時も、
【お客様が真に望んでいるものではないものを
提供しているという可能性】
は大いに考えられるというところでしょう。
■大切なのは、
こういった認識の齟齬をなくすことであり、
そのためには何かしらの方法で
【お客様とその商品やサービスの価値や
効能の擦り合わせをすること】
ではないかと思う次第です。
こういった商品やサービスの価値や
効能についての認識の齟齬が
生まれてしまうと、
双方にとって決して良くないことであり、
そこに発生する代価に関してもボタンの
かけ違いの結果生まれたものですので、
『なんら価値を生んでいないお金』ということ
にもなりかねません。
■大切なのはこういったボタンのかけ違い
をなくすことであるため、
常にお客様の立場に立って、
「お客様が真に望んでいることは何か」
ということを自らの商品やサービスに
落とし込み、
常に経営を軌道修正しながら前に進めて
いきたいところですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・商品やサービスにおいては、
その売り手側が提供している価値と、
買い手側が真に求めている価値とは
ズレてしまっているということが
見られるもの。
・そのような形になってしまうと、
パンを求めている人に米を売るような
行為となってしまい、
そこに発生する代価は何の価値も
生んでいないということになりかねない
というところ。
・こういった認識の齟齬を埋めるため、
適時適切にお客様との対話を進め、
常に自らの経営が間違いのない方向に
進んでいるかということを定点観測して、
その経営の行く方向をその都度コントロール
していくことが重要であるため、
経営者として常にそのような視点を持ち、
経営を軌道修正していきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。