2024年11月22日会計処理の後は【二重仕訳のチェック】を忘れずに!
あっという間に週末!という感覚です。
特に今週はかなりいろいろと立て込んでいて、
また来週もそれが続きますので、
気を抜くことなく進めていきたいと思います。
さて、本題です。
------------------
■11月も終わりに差し掛かり、
年末調整とともに、
個人事業主の方についての損益の試算が
佳境を迎えているという状況です。
個人事業主の方だけでなく、今回は法人の
会計上でも共通することなのですが、
ひとまずの会計入力を終えた段階で
要チェックしておくべきポイントを
お話ししていきたいと思います。
■結論から言えば、
【仕訳が重複して計上されていないか】
ということをチェックすべきである
ということなんですね。
一般的なよくあるものとしては、
現金払いの領収書とクレジットカードの
利用明細書などが混在しており、
その2つを入力しているため重複状態に
なっているということがあります。
■そのようなケースにおいては、
会計を手入力している場合と、
特にマネーフォワードなどのクラウドの
会計ソフトでクレジットカードの
連携データを使用している場合の
両方において、
そういうことが考えられるかなという
ところです。
■そして次の段階では、例として
マネフォワードで重複する可能性がある
ものについて見ていきたいと思います。
これは本当に要注意というところ
なのですが、
PayPalにてクレジットカード決済を
している場合、たとえクレジットカード
決済をしていたとしても、
PayPalにもその利用履歴が載ってくる
という状況なんですね。
PayPalの仕組みとして、
①PayPalに残高が残っていれば、
その残高からpaypal決済にて
支払いをするという方法と、
②PayPalの残高は関係なく、
PayPalは通じはするものの、その先に
他のカードでクレジット決済をする
という2つのケースが考えられる
ところです。
■PayPalの残高決済においては、その情報が
クレジットカードの利用履歴に
上がってこないのですが、
クレジットカード決済については、PayPal
の利用履歴に金額が上がってくるのとともに、
クレジットカードの連携にもその利用履歴が
載ってきますので、こういった点には本当に
注意が必要であると言えるでしょう。
問題となるのは、PayPalの残高決済の方
ではなく、PayPalを通じてクレジット
決済をしているという状況です。
■どういった状況かと言えば上述した通り
ではあるのですが、
PayPalとクレジットカードの両方を
マネーフォワードで連携している場合、
PayPalの方で経費処理をし、さらに
クレジットの連携にて経費処理をする
ということにもなりかねないわけですね。
こういった点には十分注意をして、
経理をしたいものです。
■その他にも上述したような現金と
クレジットカード決済の重複分なども
考えられるため、
マネーフォワードをご利用の場合は、
仕訳の重複チェックという機能を使うように
しましょう。
https://biz.moneyforward.com/support/account/faq/books/b01.html
仕訳の重複チェックは会計帳簿から
仕訳帳を開き、
その中にある重複チェックというボタンを
使用して、同一の日付でなおかつ同一の
金額のものが表示されます。
■この方法により、上述したような仕訳の
重複をチェックすることができますので、
最終的な損益の試算の際はもちろんですが、
確定申告の際もこういったことを実施して、
決して誤ることのないような会計処理を
心掛けたいものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・会計の中において、
特にマネーフォワードなどのクラウド
会計ソフトで連携データを利用している場合、
会計処理が重複しているということが
考えられる。
・重複していれば、経費が2倍上がっている
ことになるため、
過少な利益になり、同じく過少な納税をする
ことになるので要注意であると言える。
・この重複した会計処理のチェックについては、
マネーフォワードであれば重複チェック
という機能が実装されているため、
これを利用することによりある程度の重複は
チェックできるものと心得ておくべし。
・そもそも、こういったデータ連携については、
何かしらそのような注意点があることが
少なからずあるため、
逐一そのようなことを把握して、決して
誤ることのないような会計処理を
心掛けたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。